ホンダCB1100RS → 2017年3月〜
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発表されたときから気になっていたホンダの空冷直列四気筒、CB1100RS。
W800を購入するとき、初期のCB1100も候補にあった。
しかし静かな集合マフラーと容量の少ないガソリンタンクのため見送った。
その後、2本マフラーとタンクの容量アップされたEXが出たが、すでにW800に満足していた。
最初にCB1100RSを見たとき、昔に乗っていたホンダのGB250クラブマンに雰囲気が似ていると感じた。
今から思うとクラブマンは小型バイクのようだけど。
だからか余計に興味を持ったRS。
それに空冷の大型四気筒に乗っておきたい気持ちもあった。
クラブマンの次に乗っていたのはCB400Fourだった。
750Fourをモデルにした4本マフラータイプのやつ。
フィンがあって空冷みたいだけど残念ながら水冷だった。
人気薄で短命だったCB400Fourは、大型を取ってW650へ行かなければもっと乗っていたかもしれない。
だから17年ぶりのホンダCBということになる。
250→400→650→800→1100
なんか見事なほど徐々に排気量アップしてきた。
たぶん最初で最後のリッタークラスだろう。
さすがに1100の四気筒は重量が252キロとズッシリ。
走り出せば気にならないが、取り回しは慎重になってしまう。
サイズ的にCB1100RSは、Wとあまり変わらないので不安はなかった。
あと大型マシンなのにコンパクトに見えるのも逆によかった。
2017年の新しいCB1100にはスポークホイールのEXもあったが、どうしてもWと方向性が似てしまう。
なので最初の気持ちと変えずにRSを選んだ。
考えてみれば初めてのキャストホイールなんだよね。
そういえばW時代は650も800も一回もパンクしたことがなかった。
どれだけ悪運が強かったんだろう。
最初は気になっていたフランジレスタンク。
形が微妙だなあと思っていたけど、だんだんとグラマラスで美しく感じてきた。
見る角度によって、いろんな表情がある。
横からだとスリムに見えるけど、真上からだと幅が広くて大きく感じる。
でもニーグリップがしやすくてよく考えられている。
Wよりかは燃費が落ちるけど、タンク容量が16Lなのでツーリングも安心だ。
少し低めのハンドルも、W650がローだったし気にならない。
W800より少し前傾姿勢なので、長距離のときがどうだろうか。
グリップヒーターもETCも標準装備されたので、ハンドルまわりがスッキリしているのもいい。
6速まであって、ギアポジションが表示されるので分かりやすいね。
先代より短くなった左右2本のマフラーから、図太いサウンドが響いてくる。
これなら純正のマフラーのままで満足できる。
太い17インチタイヤも新鮮でこれもありかな。
スポーツ性が増したといっても、そこはクラシック的なCB1100。
マイペースにゆったり流しながらも、ときに早く走るのが向いている。
そしてRSのオプションなど追加したパーツは以下のとおり。
さすがに重量があるため、念のために純正のブラックのエンジンガード。
あまり大きな教習所みたいのは好きでないが、純正は大きくもなく目立たない。
シート下に純正のシガーソケットを設置。
これなら雨でも使えるので便利。
あとWでも使っていたCB用の透明のナックルガードも設置。
グリップヒーターを使うとき、寒さや雨で効果を発揮していい。
あとは完成されたスタイルだからカスタムしないつもり。
基本的にこれからもW800のときと変わらない走りになるだろう。
Wだって見た目と違って遅いわけじゃなかったからね。
1100はさらに十分するくらいのパワーとトルクがあるので余裕を持てる。
懐かしいようでいて現代的な装備の新CBだから、これからのツーリングが楽しくなりそうだ。
さあ、黒いRSで新しい旅に出よう。
・2017年4月