ついに八甲田山で一番標高のある大岳の山頂に着いた。
山頂は思っていたより広いのでゆっくりできそう。
2時間くらいで登ることができた。
標高1584メートルの山頂からは360度見渡せて素晴らしい。
まだ時間が早いせいか人も少なくてのんびりできた。
快晴のため遠くまでよく見えて感動。
遠くには八幡平や岩手山まで見えた。
弘前市方面はやはり岩木山が隠れてしまっている。
手前の毛無岱とロープウェイの山頂駅がある田茂萢岳がよく分かる。
以前、ロープウェイに乗って田茂萢岳に行ったことを思い出した。
そのときは大岳に登ろうなんて考えてもいなかった。
向こうには日本海が広がる。
目の前の高田大岳がきれいな三角形で気になる。
しかし行くのは時間がかかるため今回は見るだけ。
井戸岳と赤倉岳は同じくらいの高さに感じる。
ここに三角点。
方位盤があり分かりやすい。
30分くらい山頂にいたので、そろそろ出発することに。
目の前の井戸岳と赤倉岳が迫力ある。
下に小さく大岳避難小屋が見える。
降りてみると立派な避難小屋だった。
中を見るととてもきれいなので泊まってみたくなる。
まだ時間も早いし、体力的にも余裕があるので井戸岳と赤倉岳にも登ることに。
まだまだ夏の山らしく緑がきれい。
また尾根を登っていく。
振り返ると、さっきまでいた大岳が迫力ある。
登りきると火口のまわりを歩いて行くようだ。
結構、迫力ある火口の中。
逆を見ると高田大岳。
まず井戸岳の山頂に着いた。
標高1550メートルあるけど見晴らしがよくない。
大岳のあとでは感動は低いかも。
少し歩くと次は赤倉岳の山頂。
尾根が続いている感じなので山頂という感じがしない。
ここは標高1548メートルで、祠があった。
あとはここから下山開始。
正面に見えるロープウェイ駅方面へ長い下りで一気に降りる。
ロープウェイには乗らないので、途中の分岐で毛無岱方面へ。
ここから毛無岱への細い登山道が、泥んこと濡れた笹でまたビショビショになってしまった。
秋が始まった田茂萢岳がきれい。
やっと毛無岱に出るとホッとした。
木道がなんて歩きやすいんだろう。
まるで草紅葉の尾瀬にいるみたい。
秋の紅葉はまだまだだけど、気持ちよく歩いていく。
上毛無岱展望台から見た北八甲田の山々。
大岳から井戸岳、赤倉岳を歩いたことがようやく実感できた。
上毛無岱から下毛無岱への長い階段を降りていくと、毛無岱の高層湿原がきれいに見えた。
この階段を登るとしたら気が重くなりそう。
天気がいいので毛無岱の湿原といくつもある池がきれい。
秋も始まっている。
下毛無岱から最後に北八甲田の大岳と井戸岳、赤倉岳をもう一度よく見ておく。
樹林帯の中をどんどん下っていく。
しばらくすると酸ヶ湯温泉の建物が見えてきた。
これで酸ヶ湯温泉の登山口に出て終了。
結局、全部で5時間半かかったけど、ゆっくり歩いても早かった。
酸ヶ湯温泉の食堂で食べた天ぷら蕎麦がおいしかった。
とても暑かったのでソフトで八甲田山に乾杯。
そのあと酸ヶ湯キャンプ場に戻ってゆっくりしてから酸ヶ湯温泉へ。
山登りのあとの温泉は最高に気持ちよかった。