静岡から天竜川をたどる（2005.3.20〜21）

行き先は決めていなかった。ただ温暖な静岡方面に何となく向かっていた。
朝からずっと曇り空なのでオートバイで走っていると寒い。
もう春の陽気だと思っていたので期待はずれ。でも真冬の寒さに比べればマシか。
だんだんと高速を走るのにも飽きてきたので、東名道の袋井インターで降りることにした。
そうだ、天竜のほうへ行ってみるか。いつも思いつき。流されるように走る。


この鉛色の空だと天竜川の流れが重く感じる。
R152を秋葉ダム方面へ北上していく。
せっかくの桜並木もまだ眠りの中。天竜スーパー林道もまだ冬季通行止め。
それなら天竜川に沿って北上してみるか。前からこの川の名前が気になっていたし。

連休だが交通量も少なく快適に走れる。
しかしR152が途中で途切れて丘越林道になると細い山道になる。
荒れた舗装道路で車一台が通れる幅。標高が上がると雪が現れてくる。ただ通行止めが心配。
丘越峠は見晴らしが悪く暗い雰囲気なので先を急ぐと静岡から長野県に入る。

丘越峠

どうも今日は調子が悪い。気分が乗らないので走っていて楽しくないのだ。
どこか温泉に入ろうか、それともキャンプできるところを探すか。
その両方が一緒になったところがあったので行ってみることにした。

R418から天竜川を渡ってR1、R151へと走り更に北上。
心なしか天竜川がきれいになってきたような気がする。
天竜川を見ながらのキャンプもいいかもしれない。

ゆうゆ〜らんど阿南キャンプ場

そして夕方、南信州の阿南町にある「ゆうゆ〜らんど阿南キャンプ場」へ到着。
ここは阿南温泉「かじかの湯」の奥にキャンプ場が併設されていたので決めた。
テントを設営して温泉まで歩いていけるのが助かる。
しかもファミリーが一組キャンプしていた。
それほど広いサイトではないが炊事場もトイレもきれいで安心。

かじかの湯

温泉で暖まったらビールを飲んで今年初のキャンプを味わうことにする。
やはり信州。まだこの時期は夜になると冷えてくる。
寒さ対策は万全にしてきたので問題はないが。
ずっと忙しさに追われて睡眠時間も少なく疲れきっていたので、9時くらいには夢の中に。

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