栃木県北部の那須岳に登るために峠の茶屋の駐車場へ。
登山指導センターもある登山口から朝7時前に出発。
今回は那須連山の茶臼岳と朝日岳、三本槍岳を目指すことに。
まず整備された登山道を登っていく。
林の中を抜けると、すぐ見晴らしがよくなり茶臼岳の山頂が見える。
しかしこの日は風が強く思ったように歩けない。
雲の流れも早く晴れたり曇ったりだ。
あまりの強風で中には引き返す人もいた。
ゆっくり登ってガレ場を過ぎると、峰の茶屋避難小屋が見えてきた。
風が強いので避難小屋で様子をみることに。
ここは強風の注意場所だけど本当に飛ばされそう。
最初はここから正面の茶臼岳に登るつもりだったけど、風が強いので牛ヶ首へ回りこむことにした。
硫黄の臭いがする茶臼岳からの噴煙を見ながら向かう。
噴気孔のすぐ下の登山道を通る。
さすがに活火山だと実感してしまった。
噴煙があるので不安になりそうだけど、あっという間に牛ヶ首へ到着。
牛ヶ首から見上げる茶臼岳は迫力満点。
茶臼岳を回りこんでいくと、きれいな紅葉が始まっていた。
こちら側は風がないのでハイキング気分で歩ける。
那須ロープウェイ山頂駅の分岐口まで歩いてきた。
なんだか茶臼岳を一周した気分。
まだロープウェイが動いていないので誰もいなかった。
ここから砂状のザレ場だけど、風がないので気が楽だった。
だんだんと山頂が近づいてくる。
途中で下を見るとロープウェイの駐車場と山頂駅がよく見えた。
まわりの葉っぱが霜だらけ。
やがて岩場を登り終えると山頂への標識があった。
しかし凍りついていて何が書いてあるか読めない(^^)
なんでも夜中にアラレが降ったとのこと。
どうやら山頂あたりまで来たようだ。
まず鳥居が見えてきた。
鳥居をくぐり抜けていくと岩場の上に祠があった。
思ったよりあっけなく茶臼岳の山頂に到着。
遠回りしたり、風で様子をみたので登山口から2時間近くかかったけど。
残念ながらガスに包まれていて、標高1915メートルからの山頂からは何も見えなかった。
山頂にあった温度計が凍っている。
あまりにも風が強いため寒くて大変。
せっかく独占状態だったけど、すぐ茶臼岳の下山開始。
雲の流れも早いので、待っていればガスが取れそうなんだけど。
山頂の火口のまわりを歩くと強風で飛ばされそうで怖かった。
でも雲の切れ間から見えた朝日岳が迫力満点。
峰の茶屋跡避難小屋の赤い屋根が小さく見える。
火口の中は白く染まっている。
下山はそのまま峰の茶屋方面の登山道で降りることに。
やはりこちら側は風をまともに受けるので、注意しながら岩場を下っていく。
晴れ間も出てきたので、素晴らしい光景になってきた。
途中で見上げると噴煙を上げる茶臼岳が迫力ある。
また峰の茶屋跡避難小屋に戻ってきたので休憩。
この時点でまだ9時半なので急ぐことはなかった。
それにしても強風で晴れたり曇ったり激しい日。