ヒズシビーチの近くにある天城展望台に上ってみる。
東屋があり慶留間島や阿嘉大橋がよく見える。
すぐ目の前のサクバル奇岩群が壮観。
慶良間には大小たくさんの無人島や岩がある。
海がきれいだから飛び込んでみたくなる。
この東屋のベンチが昼寝をするのにちょうどいい。
人も来ないし、日陰だから風が気持ちいい。
夕日を見るなら、この展望台からがいいみたい。
さて、またニシハマでシュノーケルしよう。
こちらは風も穏やか。昨日は干潮だったけど今は満潮。
快晴ではないけど、今日もきれいな海だ。
沖のほうまで行ってクマノミを見るが満潮のためイソギンチャクまで遠い。
何回か潜ってみるが深すぎて疲れてしまった。
無理はしないで楽に泳いで魚を見るだけにする。
海から上がったあとは、しばらくのんびりとする。
ニシハマは人でたくさんだ。
午前の高速船かフェリーで来て、午後の便で戻る日帰りの人が多いようだ。
港とニシハマの往復だけになって忙しそう。
他に寄る余裕がないから集落とか静か。
ダイバーなどもずっと海に出ていているから、島には人がいるのだろうかと思うくらい。
宿でシャワーを浴びたら、また島の食堂へ。
泳いだあとのオリオンの生は格別。
離島ならではの贅沢な気分。
気づくと疲れて固まった身と心が自然とほぐれていた。
あとフェリーの時間まで集落を散歩したり、前浜でボーッとしてまったりする。
そして宿で挨拶をして港へ向かう。
フェリー乗り場でマンゴーとぜんざいの贅沢気分のかき氷を食べる。
このかき氷の店はとまりんや国際通りにもあるけど、離島で食べるほうが格別かな。
来るときに乗ってきたフェリーあざみが着く。
宿の息子さんに挨拶をして乗船。
座間味島からのフェリーはすでに混んでいた。
もう屋上のデッキしか場所がない。
3時半に出港。さよなら阿嘉島。
翌日は沖縄の慰霊の日だった。
初めて米軍が上陸したのが慶良間の島々。
偶然に訪れた阿嘉島だったが、これも巡り合わせだろうか。
いつもなら慰霊の日はニュースや新聞で知るだけになる。
その土地で実際に感じることから深く考えると思う。
フェリーの屋上デッキは空の下で寝る人がいっぱい。
なんだか難民船のように思えて笑ってしまう。
でも風に吹かれての昼寝が気持ちいい。
那覇のとまりんに着いて船旅の終わりとなった。
あと国際通りで食事をして、夜の飛行機で沖縄を離れた。
夏の始まりに日焼けした肌のぶんだけエネルギーの補給を完了。
短いうちなー滞在だったけど、気分は夏色に染まったまま。
また好きになった小さな島が増えた。