夜中の3時くらいに家を出発して関越道を走る。
さすがにこの季節になると、夜中から朝方にかけて寒さがこたえた。
明るくなってきた頃に沼田インターで降りて、R120で尾瀬方面へ向かう。
そしてR401の終点である大清水の駐車場に着くと、すでにかなりの車が停まっていた。
冷えた体をほぐしながら準備をして、晴れ間の出てきた朝の7時くらいに大清水登山口から出発。
ちょうどこの連休あたりが尾瀬の草紅葉が見頃ということで来てみたくなったのだ。
群馬と福島の県境にあるので東京から近いのだが、どうしても歩くのに時間がかかるので行く機会がなかった。
大清水を選んだのは尾瀬沼が近くて、マイカー規制がなかったからだ。
尾瀬ヵ原へ行くのなら、鳩待峠から行くのがいいけどマイカー規制がありバスでしか行けない。
福島側からの沼山峠もマイカー規制があり、しかもかなりの遠回りになってしまう。
まずは一ノ瀬まで緩やかな道を1時間くらい歩く。
一ノ瀬の休憩場を過ぎたら、少しずつ山登りのようになってくる。
急な登りではないので、のんびりと山をハイキングする感じ。
少し荒れた岩場もあるけど、木道があったりするので歩きやすい。
途中、ところどころ少し屋久島っぽい風景があるので楽しい。
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まわりの風景を見ると、知らないうちにかなりの高さまで登ってきたことに気づく。
一ノ瀬から1時間近くかかって三平峠に着いて休憩。
林の中なので眺望はよくないが、看板を見ると標高1762メートルとある。
ちょっとした登山だったんだわ。
ここから尾瀬沼まで急な下りの木の階段になる。
しっかりした階段なので楽に歩ける。
ただ雨とかで濡れると滑りやすいらしい。
尾瀬沼に着くと尾瀬沼山荘と休憩場があるので、ここでも休憩ができる。
ただ雲が出てきてしまったのが残念。
尾瀬沼を時計まわりで歩いてみることにした。
林の中の道でしっかりした木道もあるが、泥んこ道もあったりして注意して歩く。
しばらくすると燧ヶ山が見えてきて尾瀬らしい風景になってくる。
やがて沼尻平の休憩場に着いたので少し休む。
尾瀬沼を見ながら自然を満喫。
さすがに連休だけあって人も多い。
本当ならここから尾瀬ヵ原へ向かいたかったが時間的に無理。
やはり山荘に泊まらないと距離を歩けない。
尾瀬沼の北側は木道がしっかりと整備されて歩きやすい。
いろんな草木を見ながら歩くのは楽しい。
そして尾瀬沼の東側のほうに来ると晴れ間が広がってきた。
太陽の光に輝く草紅葉の中を歩くと最高の気分。
大江湿原は尾瀬沼周辺で一番絵になるところかな。
燧ヶ山を見ていたら登りたくなってくる。
長蔵小屋の前には立派な尾瀬沼ビジターセンターがあり、尾瀬についてのことが展示されている。
そういえば初めて知ったが、群馬にかかる尾瀬のかなりを東京電力が所有している。
尾瀬の自然を守るため、木道や休憩場、トイレの設置まで手がけている。
この木道があるおかげで、こうやって来ることができるんだと実感。
尾瀬沼を一周して、また尾瀬沼山荘の前の休憩場に戻ってきた。
ここで昼食を取りながら長めの休憩。
歩いて暑くなったので、さわやかな秋の風が気持ちいい。
さて、尾瀬沼ともお別れして戻ることに。
今度は三平峠までが来たときと逆に急な階段になるので一番疲れる。
また峠で少し休んで、快晴の中を歩いて一ノ瀬の休憩場を通って大清水登山口まで帰ってきた。
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冷たい水がおいしい |
2時くらいに戻ったので、ゆっくりまわって全部で7時間かかったことになる。
尾瀬沼を一周するのに2時間くらいだった。
あとは写真を撮ったり、休憩したりと立ち止まっている時間が多いけど。
草紅葉を見ることができてよかったんだけど、花の季節が終わっていたのが残念だったかな。
今度は初夏くらいに尾瀬ヵ原へ行ってみたい。
大清水でしばらく休憩。
まだ車やバスが多く、これから戻る人も多いみたい。
中には普通の靴で単なる観光気分で行く人もいたけど大丈夫なのだろうか。
尾瀬といえども山の中だから、最低限の山登りの装備は必用な気がした。
尾瀬で有名?な花豆ジェラード
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冷やしトマトがおいしそう |
またR401からR120に戻って、汗を流したいから温泉に入りたい。
途中で県道64号にある花咲温泉に行ってみると、近くにキャンプ場があったので様子だけみようと寄ってみる。
見た目より広いキャンプ場で受付が一番奥にあった。
料金を聞いたら1500円とのこと。
ここまで来て戻る気もしなくなったので決めてしまった。
まあ、疲れていたし温泉も近かったし。
キャンプしているのはファミリーばかりで、ほとんどが区画されているサイトを使っていた。
単なる芝のサイトは誰も使っていないので独占してしまおう。
テントを設営したら温泉に入りにいく。
この花咲温泉「花咲の湯」はすごく広い日帰り施設なので驚いた。
お湯に特徴はないけど、尾瀬を歩いて疲れて体には助かる。
もうこの時期は日が暮れるのが早くなり、6時前には暗くなってきた。
キャンプ場に戻ったらビールで尾瀬に乾杯。
夕食を食べながら、夜空を見上げると満天の星。
芋焼酎のお湯割りを飲みながら、ずっと最高の星空を見ていた。
疲れもあって9時過ぎには夢の中へ。
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