あまりにも快晴になったので、谷川岳の姿を見ておこうとリフトで天神峠へ。
天神平に降りてこないで、天神峠へ向かえばよかった。
リフトの途中からも、きれいな紅葉が見られる。
標高1500メートルの天神峠からは、紅葉の進む谷川岳がよく見える。
ちょうど中腹の天神峠あたりが一番の見頃のようだ。
下山してきた天神尾根がよくわかり、やっとあの山に登ったんだと実感できた。
それより西黒尾根の急な斜面を見ると、よく登ったなあと人ごとのように感じてしまった。
山頂あたりは雲の流れが早くて、噴火しているみたいに一ノ倉岳と茂倉岳へ流れていく。
マチガ沢や一ノ倉沢方面からガスが昇ってきているのだろうか。
あと天神峠からはまわりの山々もよく見える。
北から東には笠が岳と朝日岳で、そして尾瀬の至仏山。
東から南には武尊山と皇海山、赤城山など。
これなら谷川岳に登らなくとも簡単に眺望を手に入れられる。
まわりは登山者より観光客ばかりだし。
ちょっと複雑な気持ちになったけど、晴れたことはうれしかった。
またリフトで天神平に降りてきたら、ロープウェイに乗ることに。
時間が遅くなると、どれくらい並ぶか予想もつかない。
たった10分で山麓の土合口駅に着くんだから楽だ。
最後に甘いものが食べたくなり、ソフトで谷川岳に乾杯。
目の前は小さな山だったけど。
結局、ロープウェイを使って降りてきたので、トータルの登山時間は約5時間半。
せっかく急な西黒尾根を登っても物足りなく感じてしまった。
駐車場に戻って着替えたあと出発。
前にも入ったことのある谷川温泉の湯テルメ谷川へ。
あまり疲れもないけど、やはり登山のあとの温泉は格別。
温泉でさっぱりしたあとは、谷川岳をもう一度見てから関越道の水上インターへ向かった。
今回は午前中が天候に恵まれず、登山口から山頂まで谷川岳を見ることができなかったのが残念だった。
晴れているときの西黒尾根を登りたいので、絶対また戻ってくると誓った。
(それをすぐ実行するとは思っていなかったけど…)