続いて立山で最高峰の大汝山へ移動することに。
大汝山の真下には大汝休憩所があった。
さて立山の最高峰に登ってみよう。
ずっと尾根歩きをしていると標高を感じなくなってきている。
大汝山は3015メートルあるんだよね。
残念ながら釼岳のほうはガスが上がってきて見えなくなってしまった。
ここまで釼岳を見るための尾根歩きだったような気がする。
これから向かう雄山を見ながら30分くらい景色を堪能してしまった。
そして立山の主峰である雄山をめざそう。
雄山の山頂に祠が見えてきた。
大汝山からは30分もかからないで着いた。
剱沢のテン場から5時間半かかっている。
それにしても雄山は観光客ですごい人だった。
今まで歩いてきた尾根とは真逆の世界。
ここまで気軽に登って来られるとはね。
せっかくなので500円払って参拝することに。
考えてみればこれで日本三霊山を全部来たことになるんだ。
しかし参拝しないと雄山の山頂に来れられないとは。
だけど雄山まで来ると、遠くに槍ヶ岳や奥穂が見えたのでうれしい。
せっかくの雄山だけど、人が多くてゆっくりできない雰囲気。
とても3000メートルある山とは思えない。
お昼を食べようと思っていたけど、室堂まで行くことにした。
なので登山のお守りを買ったら下山開始だ。
とりあえず三角点。
ありゃ〜、小学生の団体がいて、すごい下山渋滞ができていた(^_^;)
なんとか途中の広いところで抜いて先に出たけど。
一の越山荘まで下ったあとは雄山を見上げてみる。
やはりこちらから往復する人が圧倒的に多いんだなあ。
あとは室堂へ向かうんだけど、石畳が歩きにくいのなんのって。
ようやく室堂ターミナルに着くと、たくさんの観光客で賑わっている。
ここは上高地と同じだね。
せっかくなのでターミナルの立ち食い蕎麦を食べた。
立山でどうしても入りたかった日本一高所のみくりが池温泉へ。
でも内湯なので、なんだか高所にある気がしなかった。
ようやく汗を流せて、硫黄の温泉が気持ちよかったけどね。
温泉のあとはソフトで立山に乾杯。
そして雷鳥沢のテン場に着いて、立山の縦走の終わり。
ずっと重いザックを背負っていたのでホッとした。
今日だけで10時間の行動だった。
ただ各山頂ごとで休憩していたり、温泉の時間を含むけど。
広いテン場では立山の山々がよく見えたので、歩いてきた尾根を確認できて楽しかった。
さっきまで尾根から室堂を見下ろしていたんだよね。
ここは連泊して身軽で立山を縦走する人が多いみたい。
翌朝も快晴なので出発するのが名残惜しいなあ。
でも天気予報では明日から下りだしなあ。
さあ、雷鳥沢のテン場を見ながら出発。
また戻ってきた室堂ターミナル。
朝も早いのでトロリーバスも混んでいなくて正解。
昨日の夕方に帰ることもできたけど、あの混雑だとどうなったことやら。
立山ロープウェイで下ったあとは、黒部平の展望台から立山を見ておく。
ケーブルカーで黒部ダムに着くと名物の山イチゴソフトで乾杯。
ということでトロリーバスで扇沢に帰ってきて、剱岳と立山縦走の終了。
天気にも恵まれて最高の登山ができてよかった。