千畳敷駅から30分くらいで分岐の極楽平が見えてきた。
すると急にガスが上がってきてしまった。
ずっと快晴だったのに急激な天候に不安も出てきた。
昨年に木曽駒と宝剣岳から見た空木岳が印象に残っていて、どうしても極楽平から歩きたかったのだ。
どうやらガスの流れが早いようで空木岳の山頂が隠れているのが残念。
でも楽しい稜線歩きのスタート。
まず目の前にあるのが濁沢大峰のようだった。
岩場が印象的な濁沢大峰の上に出た。
歩いてきた宝剣岳方面の稜線を振り返る。
雲の流れが早い。
さて、前へ進もう。
結構アップダウンが続くので少しずつ疲れが蓄積していくようだ。
振り返って越えてきた峰を見てみる。
少しずつ登っていく。
どうやら檜尾岳に着いたようだった。
千畳敷から2時間半かかっている。
檜尾岳で昼食休憩を取ることに。
目の前に見えるのが檜尾避難小屋かな。
ガスがかかっているけど、空木岳が見えてきたので気分が上がってきた。
右手を振り返ると三ノ沢岳。
いつかこの山も登ってみたいなあ。
さあ、気を引き締めて歩こう。
岩場下りもあるので変化があって面白い。
しかし夜中ずっと高速を走って来たので寝ていなかった。
睡眠を取っていないので体が重くてペースダウンしてきた。
コースタイムより1時間もオーバーしているので足が動かない。
熊沢岳はガスの中。
東川岳に着くとガスで完全に空木岳が見えなくて残念だ。
それでも晴れ間があるだけ助かる。
一気に下って木曽殿山荘へ到着。
ここまで6時間半かかって、すでに午後3時。
完全にガスに包まれてしまった。
本当なら山頂真下の駒峰ヒュッテまで行くつもりだったけど、この天候では心配になってきた。
木曽殿山荘は予約制だったけど、なんとか素泊まりで泊めてもらえたので助かった。
そのかわり急に泊まるため注意を受けてしまった。
夕方には雨も降ってきたので、山頂まで登らなくて正解だった。
たまには山小屋に泊まるのもいいかな。
いい出会いもあったし。
泊まっていた人は20人くらいで、布団が一人ひとつだったので快適に眠れた。
小さな小屋なので、これ以上混むと大変かもしれない。