ぐるっと山口、ちょいと阿蘇
中国地方と北九州へ
2010年4月29〜5月5日

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●山口編(1)

>4月29日

まだ暗い3時に家を出発して、首都高から東名道へと走るが渋滞もなく流れている。
でも浜名湖SAで休憩しているときに急な土砂降り。
天気予報で西から雨雲が来ているのがわかっていたので、どこかで遭遇すると思っていた。
まあ、休憩しているときだったので助かる。
しばらくしたら小降りになったのでカッパを着て再出発。

このあと新名神に入ると晴れてきた。
それから中国道と進み、宝塚あたりで少しの渋滞があったくらい。
スムーズだったけど、高速をずっと走っていると疲れが溜まってくる。
限界が来たら高速を降りようと思っていた。
休日ETC料金を利用して、なるべく距離を走ろうとしたが山口が限度そう。
ついに山口インターで降りて、すぐ市内にあるユースホステルへ直行。
キャンプしたかったが高速を14時間も走ったら、体がおかしくなりそうだったので布団で休みたくなった。
東京から山口市内まで1000キロ走ったことになる。
それにしてもよく走った日だった〜

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泊まるパルトピアやまぐちYHは、県の公共の施設がユースを併設しているようで一般と同じ部屋だった。
完全にビジネスホテルと同じなので快適で得した気分。
一階にある食堂でビールと定食を食べたあとは部屋のベッドで爆睡するのであった。


>4月30日

早めに寝たので、5時には目が覚めてしまった。
朝から快晴なので早めに準備をすることに。
出発するときにユースで、近くにある瑠璃光寺の五重塔は見ておいたほうがいいと教えてもらう。
ほとんど山口のことを知らなかったので、やはり地元の人の情報は重要だ。
天気がいいので最高の気分で出発して、瑠璃光寺にはすぐ着いた。
なかなか立派な庭園の中に五重塔があり、あまりの美しさに少し感動。
知らなかったが京都の醍醐寺、奈良の法隆寺の五重塔と並び日本三名塔のひとつとのこと。

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さあ、今度はせっかく山口に来ているので秋吉台に行かなくては。
R435を走っていると少し肌寒いかな。
せっかく秋吉台の入り口まで来たら、少し曇り空になってきた。
無料の駐車場にWを停めて、まずは秋芳洞を見ることに決めた。
鍾乳洞への入り口がなかなかの雰囲気。
これだけ絵になる鍾乳洞の入り口はないかも。

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中に入っていくと、とにかく広い鍾乳洞だ。
入り口だけでなく中も絵になる所ばかり。
これなら入場料1200円払っても満足できた。

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戻ってきて外に出ると完全に曇り空。
朝の快晴はどこに行ったのだろう。
まあ、仕方ないし、少し遅めの朝ご飯にすることにした。
すぐ前にあるNEMUという食堂で名物である「ぜんじかっぱそば」を食べてみた。
あつあつの鉄板の上に痛めた茶そばに牛肉や卵、キュウリが乗っている。
焼きそばのような、ステーキのような不思議な感覚。
それを温かいつゆに付けて食べてみると、なかなかうまかったわ。

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さてお腹もいっぱいになったので出発して秋吉台を駆け抜けよう。
と思ったら雨が降ってきたので、景色を楽しむ気分でなくなった。
仕方ないので他の鍾乳洞も見ることに決めた。
まあ、雨宿りをして時間を過ごすにはいい場所かも。
大正洞は秋芳洞と違って派手さがなくて、迷路のような鍾乳洞。
あまりに地味なので人がいなくてガラガラ。
あれだけ混んでいた秋芳洞とは大きな違い。

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鍾乳洞を出ると雨も上がってきたので、ちょうどよかったかな。
どうやら一時的に雨雲が流れてきたようだ。
まだ曇り空なので、他も見ておくことにした。

近くにある別府弁天池へ行ってみると、完全に晴れ間になった。
この池は透き通ったブルーで、本当にきれいな色をしている。
日本名水百選にも選ばれ、不老長寿の水として愛飲されているようだ。


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快晴になったので、今度こそ秋吉台を楽しもう。
そうそう、山口といえば黄色いガードレール。


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また秋吉台に戻って、まずは展望台へ行ってみる。
それにしても日本最大クラスのカルスト台地は雄大だ。
広く分布する白い石灰岩が美しく荒廃した雰囲気を出している。
この石灰岩が3億5000年前の珊瑚礁だと思うと壮大なロマンを感じてしまう。
のんびりしていると時間の流れを忘れそうだ。


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名物らしい夏みかんソフトで秋吉台に乾杯。
お店の前にあったマネキンが不思議だったけど。


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それにしてもカルスト台地の中を走るのは気持ちいい。
四国のカルスト台地もそうだけど、
景色がきれいだと速度を上げる気がしない。
まだ5月の連休前だからか混んでいないのもいい。


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結局、雨も降ったり、鍾乳洞巡りもしたりと、今日は秋吉台にずっといる日となった。
時間も少し早いけどキャンプ場へ行くことにした。
秋吉台オートキャンプ場は、ほとんどは区画サイトだが芝生のフリーサイトもあった。
乗り入れ禁止だが近くにオートバイを置けたので、二輪の人はほとんどがそこを使っていた


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それに目の前が温泉施設なのがうれしい。
テントを設営すると、すぐ温泉に入りにいく。
久しぶりのラドン温泉に入ったけど、露天もあってまったりできた。
湯上がりにビールを飲みながら、焚き火をして久しぶりのキャンプを満喫。


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