山登り 〜白山〜
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室堂から30分くらい登って白山山頂の御前峰に到着。
残念ながらガスっていて何も見えない。
それでも達成感でいっぱいになり、うれしさがこみ上げてきた。
2702メートルの頂上は岩だらけで、たくさんの人がいる。


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しばらく休憩したら、急に雲の流れが早くなり青空が見えてきた。
するとみるみるうちに大汝峰や火口湖が姿を現す。
あまりに劇的な展開で驚きとともに感動してしまった。
まわりには雲が多いので遠くの景色は見えないけど、山頂が晴れてくれただけでもよかった。


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なんとか室堂も見えたきた。
山小屋から山頂までも思ったより高いことがわかった。


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せっかくなので火口湖を巡るお池めぐりコースを歩くことにした。
山頂の御前峰を離れると再びガスに包まれてくる。
もしかしてものすごくタイミングがよかったのかも。山の神様に感謝。


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紺屋池まで降りてきたがガスに包まれてしまい景色がわかりにくい。
これが山頂から見えた池であることはわかった。
あちらこちらにたくさんの雪が残っている。
かなり涼しいが歩いていると暑くなってくる。

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続いて大きな翠ヶ池に寄るが霧の中。
晴れていればきれいなんだろう。
ときどきガスが濃くなるので雪の中を歩くと遭難した気分になってくる。
雪のある坂を下るときは慎重になった。
登山者が多いのが救いかもしれない。

それでもたまに雲が切れて青空がのぞく。

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そしてまた室堂まで戻ってきて休憩。
この頃から小雨が降り出してきた。
山頂付近は完全に見えない。


山小屋はこれから泊まる人で賑わっていた。
特に石川県から登ってくる人はここに泊まるしかないのだ。
日帰りで登るより疲れが半減するかも。
それに山頂で見る朝日はきれいだろうなあ。

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さあ、あとは下山するだけ。
小雨が止みそうにないのでカッパの上着だけ着ることに。
景色がよくないが登ってきたのと同じコースなのが救いかな。

また途中の大倉山避難小屋あたりまで来ると雨が止んで晴れ間も出てくる。
やはり山頂にかかる雲の中だけの天候だったようだ。
ここまで順調に歩いてきたが最後にきて靴ずれを起こして足の指が痛くなってきた。
下山は体力を使わないけど、足への負担が大きくなる。

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そして4時くらいに登山口に戻って、白山への山登りが終了。
室堂から下山にかかった時間は3時間少し。
休憩やお池めぐりコースを含めると合計で約10時間かかったことになる。
白山の登山道は難所が少なく整備されていて、登りやすい山だった。
さすがに距離があるので日帰りは少し疲れた。



↓白山で見た花たち
調べたところによるとハクサンフウロ、ニッコウキスゲ、クロユリ、イワギキョウ、シモツケソウ、オタカラコウ、キヌガサソウなど。花を見るだけでも楽しい山登り。


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さあ、疲れた体には温泉だ。
大白川露天風呂に入ると何ともいえない喜びに包まれた。
登山道から見た白水湖が目の前ので輝く。


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温泉のあとは小さな白水湖畔ロッジにて生ビールだ。
登山口の近くでキャンプしていてよかった瞬間。


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そしてキャンプ場まで戻ってくると、昨日に比べると人が少ない。
どうやら白山に登山する人で連泊は少ないようだ。
昨日はたくさん停まっていたオートバイも今日は少ない。
ここは乗り入れできないし、林の中なのでライダーかどうかもわからない。

疲れもあったのでご飯を炊いて、レトルトのカレーで済まそう。
というより山の中だから買い出しに行ける店がないけど。
再度、缶ビールで祝杯をあげて白山を振り返りながら酔う。
ふわふわと気持ちいい疲れに包まれて早めに夢の中へ誘われてしまった。

翌朝、起きると今日も快晴だ。
キャンプ場の奥にある展望台に行ってみると白山がよく見える。
今日のほうが登山日和だったかもね。
でも夏の山の天気は気まぐれだけど。
朝食を取ったあと、ゆっくりとテントを撤収。
連泊した自然あふれる大白川野営場をあとにした。

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また大白川露天風呂に寄って朝風呂だ。3日連続で入ってしまった。
登山の疲れを癒したあと、今度こそ白水湖とお別れ。
夏の日差しの県道451号を降りて、国道のR156で出ると山を脱出した気分。
足に痛みがあるので寄り道はやめて、このまま東海北陸道の荘川インターへ。
あとは中央道に出て真夏の高速を走るだけ。



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今回は美しい景色の広がる白山に登って本当によかった。
この時期はたくさんの高山植物がきれいで、夏山は生命力に満ちあふれていた。















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