今年も北の大地へ行くことになった。
7月の上陸は初めて。そして今回は自走してみることに。
夜の9時頃に家を出発して東北道をひたすら走るのだ。
仙台あたりで小雨が降りだし寒さが襲ってくる。
いきなりカッパを着るとは先を思い知らされる。
しかもツーリングバッグのレインカバーを高速で飛ばしてしまった。
トホホ… これから大雨になったらどうしよう。
睡魔と寒さとの戦いなのでSAで仮眠しながら進む。
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東北道で50000に |
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下北半島の尻屋崎へ |
最初は十和田湖へ寄ろうと思っていたが、天気が不安で寒いため早く下北半島に入りたくなったので八戸へ。
朝の7時くらいに八戸北インターで降りてR338を北上する。
曇り空のため寒いぞ〜。景色がいいのだが余裕がないなあ。
尻屋崎へはこのゲートを |
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尻屋崎の灯台 |
ようやく尻屋崎に着いた〜。なんかここまで長かった。
尻屋崎の入り口に着いたら、いきなり踏切が出現。ん? 線路なんかないのに。
どうやらオートバイや歩行者はボタンを押して開ける。
寒立馬のためのゲートらしいが面白いね。
尻屋崎で寒立馬が迎えてくれた。
きっと冬だと違う感じなんだろうね。
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頭の中でストーンズのWild Horsesが流れた。 |
尻屋崎灯台を過ぎて奥まで行くと馬たちが見えてきた。
野生の寒立馬はのんびりと草を食べている。
人が近づいても逃げようともしない。
逆に慣れているのか近寄ってくるくらい。なんか、かわいいものだね。
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寒立馬を見ていたら何とキツネが出現。
ここだとキタキツネじゃないのかな。
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尻屋崎は印象に残る場所だった |
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またゲートへ戻る |
次はむつ市の町の中を抜けて山の中へ入っていくのだ。
すると霧が出てきて、やがて小雨に。寒い。
恐山に到着すると霧に包まれて雰囲気が出過ぎ。
駐車場が埋まっているので、来る人が多い。硫黄臭が漂う。
さあ、お参りしよう。
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恐山の入り口へ(入山料500円)
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霧のため荒涼として雰囲気が出すぎかも |
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呼んでほしい人が多いようです |
本来の目的である温泉は男女別の小屋が建っている。
しかし来る人は多いのに誰も温泉に出入りしていないので不安が。
中に入ってみると、ちゃんと湯治場にあるような温泉がある。
寒い中を走ってきて、ようやく暖まることができて生きかえる。
恐山で生きかえるというのも変な感じだ。
温泉の小屋。この雰囲気では入りにくいかも。 |
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入ってみるとそれほど硫黄の臭いが強くない。
湯治場のようで気持ちいい温泉だった。 |
さあ、次は奥薬研温泉へ行こう。
なにせ下北半島で一番の目的だったのだ。天気も大丈夫のようだ。
かっぱの湯、夫婦かっぱの湯とはしご。なかなかいいところだね〜。
かっぱの湯は地元の人が多く入りに来る感じだった。
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奥薬研温泉の混浴のかっぱの湯。
かっぱがちょこんと座っている。 |
かっぱが迎えてくれた |
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こちらは夫婦かっぱの湯。
男女別でとてもきれい。 |
奥薬研野営場でキャンプを考えていたけど、雨上がりで不安だったのでパス。
時間も早かったので大間まで行こうと思っていると、川の下にも露天を発見。
そこにいたおじさんに聞いたら、ここも入れるらしい。
どうやら源泉みたい。なんか奥薬研の温泉では一番気にいった。
道路からすぐの小さな露天 |
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川の目の前で最高。手前の湯船が熱い。
一緒だった地元のおじさんに恐山の温泉に
入ってから来たんだと言ったら笑いながら
背中に憑いているぞ〜と。マジでドキドキ。 |
大間までむつはまなすラインを走り出すと奥薬研から思ったより距離があるのね。
そしてだんだんと晴れ間が出てきたので嬉しくなる。
やっと太陽が見られたよ〜!
住宅地の中にあるような大間のキャンプ場 |
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大間キャンプ場に着くと自転車の小暮君がいた。
鹿児島から日本横断している彼も明日の朝一番のフェリーで函館に渡るらしい。
テントを張ろうと思ったが風が強いし、明日の朝の撤収が面倒だったので炊事場を使うことにした。
ここの炊事場がきれいな家のようで、ちょうどよかったのだ。
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逆光で本州最北端の地碑が読めまへん |
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海の向こうに北海道が見える |
大間温泉に行ってから夕食。
あとからもライダーが来て、あれこれ話しながら夜が過ぎていく。
そういや寝ないで走って疲労もピークになったので早めに就寝。
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近くの大間温泉へ(370円) |
大間までの走行距離、約960キロ。
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(2003.7.18)
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