岩場も増えてきて登山道らしくなってきた。
そして頂上を目前とした種蒔苗代という小さな池に出た。
神様が稲の種をまいて苗代として使った言い伝えがあるようだ。
ここからの池越しに見る岩木山の山頂がとても気に入った。
種蒔苗代からずぐリフトからの分岐になる。
ここまでは登山道を登らなくても簡単に来ることができる。
まだリフトの開始時間の前だったので誰もいなかった。
無人の鳳鳴ヒュッテという小さな避難小屋があった。
頂上まであと少しだと思ったけど、ここから急な岩場の連続になる。
最後に少しだけど登山らしくなって楽しい。
途中で下を振り返ると、さっきの鳳鳴ヒュッテの赤い屋根が見える。
その向こうにはリフト乗り場も確認できた。
さあ、山頂まであと少し。
ついに岩木山の山頂に到着。
山頂に着いてすぐそこには新しそうなバイオトイレがあった。
ちゃんと避難小屋もあり、お祭りのときにも使われている感じだった。
標高1625メートルだけど、独立峰なので360度見渡せて素晴らしい。
登りに3時間かかったことになる。
まだリフトの動く前だったので、どうやら本日最初のようで独占状態。
三角形のモニュメントはいい鐘の音が鳴った。
ここに一等三角点。
すぐ真下に鳥海噴火口のリフトの山頂駅とスカイラインの駐車場が見える。
白神山地がよく見えて懐かしくなった。
日本海が近くに感じる。
津軽半島もよく分かった。
山頂には岩木山神社奥宮と鳥居があった。
この鳥居の下が登ってきた百沢コースで、その先に岩木山神社がある。
やはりこの登山道を登ってこそ達成感を味わうことができた。
しかし弘前市方面を見るとガスが上がってきている。
残念ながら八甲田山が見えなくなってしまった。
すぐ目前のトイレと避難小屋。
あまりにも眺めがよかったので、山頂に40分くらいいた。
リフトも動き出したので、どんどん登って来る人がいるから下山開始。
鳳鳴ヒュッテまで降りると急に山頂がガスで包まれてしまった。
さっきまで快晴だったのが嘘のような急展開。
八甲田方面にあったガスが急激に上がってきたよう。
冷え込んだ早朝だったのに、快晴で気温が上がったためかな。
まだ夏山のような天気だったし。
あとは同じルートで下山して終了。
下山は2時間だったので、思ったより早かった。
麓は快晴で暑いくらい。
それにしても麓から登る人は数人だったので少ない。
やはり道路が通っていると楽なほうを選ぶよね。
山頂を見てみると、真夏のような入道雲がかかっている。
麓は快晴なのに、これでは山頂はガスの中だわ。
そのあとキャンプ場に戻って休憩したあと準備をして出発することに。
岩木山は嶽温泉や日本海方面からの姿が気に入っている。
この時期はまわりのリンゴ畑がきれいだった。
道の駅で安く売っていたので食べたらおいしかった。
リンゴ畑のある周遊道路を走りながら岩木山にお別れ。