弘前市から青森市に移動して、城ヶ倉大橋を渡って八甲田まで来た。
やはり八甲田の山々を見ると気持ちいい。
ツーリングで来るのは三回目くらいだろうか。
新しくなった酸ヶ湯キャンプ場へ。
この日は他に一組しかキャンプしている人がいなくて独占状態だった。
久しぶりに入った酸ヶ湯温泉が気持ちよかった。
翌日、八甲田山に登ることに。
今回は八甲田連峰の山々のうちで、北八甲田の大岳に登る。
地獄沼に近い酸ヶ湯温泉コースから大岳へ行き、帰りは毛無岱コースで戻ってくるルートに決めた。
井戸岳と赤倉岳に向かうかは行ってから考えることに。
酸ヶ湯温泉から少し離れた公共駐車場には多くの人たちが登る準備していた。
やっと八甲田に登れるかと思うと感慨深い。
朝の6時くらいに登山口から出発。
登山口には八甲田から山口の秋吉台まで五千キロ踏破の看板があった。
歩いて行くとしたらどのくらいの日数がかかるのだろうか。
まずは笹などが生い茂っている登山道を登っていく。
沢の水が登山道に流れていてドロドロの場所もあるので足下が悪い。
ずっと樹林帯の中で薄暗くて、もくもくと登るしかない。
まわりは露で濡れた笹だらけなので、ビショビショになってしまう。
ようやく南八甲田連峰が見える広場に着く。
ようやく眺望が開けてくると、硫黄のガスが漂う地獄湯の沢に出た。
荒涼とした岩だらけの沢沿いを登るけど、どこからガスが出ているか確認できない。
火山性ガス注意の看板がある。
振り返ると弘前市街の向こうに岩木山が見える。
でも残念なことに頂上が雲に隠れていた。
どうやら昨日に岩木山を登っていて正解だったかもしれない。
そして木道が続く仙人岱に出ると、一転してさわやかな風景になった。
正面に見えるのは小岳。
そして八甲田の山で一番標高のある大岳が目の前で迫力満点。
仙人岱にある水場の八甲田清水で小休憩。
小岳には行かないので、ここから大岳を目差す。
近くで見ると大岳は形のいい山だ。
ここまで来れば最後の登りをがんばるだけ。
途中で振り返ると先ほどの仙人岱が分かった。
その向こうにある小さな山が硫黄岳のようだ。
山頂への途中にある鏡池がきれいだった。
爆裂火口に水がたまってできた沼とのこと。
もう頂上も目前になってきた。