山登り 〜岩手山〜
岩手県の岩手山と八幡平へ
2009年9月19〜23日

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世間じゃ今年の9月の連休をシルバーウィークを呼んでいるそうな。
なんだかお年寄り向けの休日みたいだけど、せっかくの連休なので使わないとね。
ということでETC1000円も活用して、一気に東北へ行くことにした。

渋滞が心配で夜中の3時半に家を出発して、首都高から東北道へ。
首都圏を抜けるまでは思ったより混んでいなくて、スムーズに走ることができる。
しかし宇都宮を過ぎたあたりから渋滞が始まってきた。
郊外へ行けば行くほど混んでくるとは思ってもいなかった。
流れているかと思えば渋滞の繰り返しで、スムーズに進まないので疲れてくる。

一関を過ぎたくらいから、ようやく空いてきた。
しかも岩手山が雲にかくれて見えない。
盛岡インターで降りようかと思っていたけど、気が変わって滝沢インターまで走ることにした。
ここから目的のキャンプ場が近いので、すぐテントを設営することに決めた。
結局、高速だけで9時間走ったので疲れるのも当たり前だ。

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ずっと快晴だったけど、岩手山にかかっていた雲の下に入ると薄暗くなる。
ただ雲の流れが早いので、やがて晴れ間になってきた。
県道278号の途中で、ちょっと気になった脇道に入ってみる。
そこは岩手山がよく見える草原で、なんだかカンが当たった感じ。
明日に登ろうと思っている山をしばらく眺めていた。

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岩手山麓にある相の沢キャンプ場にはすぐ着いた。
牧場が目の前に広がり雰囲気がよさそう。
まだ時間も早いせいかキャンプ場はガラガラで、好きなところにテントを張れそうだ。
無料だけど管理人さんがいて、申し込みをすることになっているようだ。
近くの温泉の割引券をもらえたので、あとで行ってみよう。
キャンプ場は搬入と搬出のときだけ、車やオートバイの乗り入れができる。
ひとつだけあった東屋のとなりにテントを設営することにした。

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まだ2時半だったので鞍掛山に登ってみることにした。
キャンプ場の中が登山口になっていた。
鞍掛山は岩手山の麓の小さな山で、ちょうど明日のために足慣らしにちょうどいい。

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ずっと林の中を登っていくので展望はまるっきりない。
小さな山といえど登りが続くので汗をかいてくる。
ようやく展望台に着いたと思ったら山頂だった。
しかも正面には岩手山が迫ってくるような迫力だ。
気軽に登った山の頂上から、こんなに岩手山がよく見えるとは思ってもいなかった。
標高897.1メートルの山だけど、それ以上に感動できる山だった。
たぶん山頂まで1時間もかからないで登れたと思う。

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テントまで戻ると近くの温泉へ行くことにした。
歩いても15分くらいとのことだから、散歩がてら向かうことに。

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お山の湯は地元の人と登山に来る人を対象にした小さな温泉施設だった。
少し褐色のお湯が気持ちよくて、露天で長い時間いた。
ここは休憩室が広くて、のんびりするにはよさそうだ。
外で焼いていた鮎の塩焼きを食べながら飲むビールがうまかった。


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またキャンプ場へ戻ろうと思って歩いていると、脇道があり入って行けそうな場所があった。
進んでみると、そこは広い草原で正面には岩手山が目に入った。
手前にはさっき登った鞍掛山が見える。
あまりに素晴らしい光景に感動。
たぶんオートバイで走っていたら気づかないだろう。
温泉まで歩いてよかった。
岩手山の反対側に夕日が沈むところできれいだった。


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もうこの時期だと夕方6時には暗くなってくる。
キャンプ場はほとんどがファミリーだ。
数少ないライダーはソロテントなのですぐわかる。
早めに食事の準備をして、焚き火を楽しむ。
ビールを飲んでほろ酔い気分になったら、明日のために早めに寝ることにした。


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