山登り 〜岩手山〜
岩手県の岩手山と八幡平へ

早く寝たので、起きるのも早朝には目が覚めてしまった。
きれいな朝日だったけど、だんだんと曇ってきた。
相の原キャンプ場に連泊することに決めたので、ゆっくりと朝を過ごす。
曇っているけど晴れそうな雰囲気なので、今日は身軽なWで八幡平へ行ってみることに。
コーヒーと朝食を済ますと出発することに。


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岩手山には雲がかかっていて頂上が見えない。
昨日、登っておいてよかったかも。
まずR282に出て北上して八幡平方面へ。
その前に岩手山への他の登山口である焼走り国際交流村に寄ってみることにした。
キャンプ場や温泉もあり、ここから登山するのもよかったかもしれない。
目の前には流れ出した溶岩が広がる印象的な光景が見られる。
残念ながら岩手山が隠れてしまっている。

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ここからも八幡平へ行けるようなので、212号に出て松川温泉方面へ。
以前にここでキャンプしたこともあるので懐かしい。
樹海ラインで一気に標高を上げて駆け抜ける。
やはり峠への高原道路は身軽なオートバイだと気軽だ。
交通量がないので、とにかく気持ちいい。
風に流れて、Wの排気音が山々に響く。

やがて藤七温泉の荒涼とした風景が目に入ってくる。
紅葉も進んでいるようで、見頃も近そうだ。

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そして八幡平アスピーテラインの見返峠に到着。
駐車場の展望台から岩手山が絵になる。
八幡平からの岩手山も南部冨士らしさを実感できるかも。

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見返峠は秋田と岩手の県境にあり、気軽に八幡平の頂上に行ける。
せっかくなので散歩気分で行くことにした。
以前、GWに頂上へ行った時は雪に埋もれて何が何だかわからなかった。
きれいに整備された遊歩道を歩いていくと、すぐ八幡沼とガマ沼に出る。
小さな沼の向こうに岩手山が見える。


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さらに奥に進むと、すぐ八幡平の頂上だ。
展望台があるけど、それほど展望がよくない。
標高1613メートルだし、駐車場から近いので高さは感じない。

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今度はグルッとまわってメガネ沼と鏡沼を見にいく。
こちらのほうが少し紅葉が進んでいた。

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駐車場に戻ろうと思って遠くを見ると秋田駒ヶ岳の彼方に、なんと鳥海山が見えるではないか。
あの山に登ったときは大変だったけど感動したなあ。


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さて、八幡平も満喫したし出発しよう。

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最初の予定ではアスピーテラインで秋田側に行き、温泉巡りをするつもりでいた。
しかし天気予報が急に変わり、明日が雨になりそうだ。
ということで明日に行こうと思っていた温泉へ向かうことにした。
アスピーテラインを岩手県側に下っていくと岩手山がよく見えて迫力ある。


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アスピーテラインを出ると、道の駅のような松尾八幡平ビジターセンターで濃厚なソフトを食べながら休憩。

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45号から県道を使い安比高原へ向かうと、スキー場の大きなホテル等がありリゾート地に迷い込んだ感じ。
奥まで走っていくとやがて突き当たりにブナの駅というパーキングがあり、そこからダートが始まっていた。
最初はフラットなダートなので景色を楽しみながら走る。
だんだんと登りの荒れた細いクネクネダートになり、気を使うようになる。
身軽なWでよかった。これで荷物満載だと、あきらめて歩いて行くところだった。


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やっと3キロくらいのダートを走り終えると、行き止まりに駐車スペースがあり数台の車が停まっていた。
ここから登山道を歩いて、山奥の安比温泉へ向かうことになる。
いつかは行ってみようと思っていたので、ちょうど今回のタイミングに合ったのだ。


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まずは砂防ダムの水が流れる上を通ってから、山道の登山道が始まる。
それほど急な登りでもないので、気分よく歩いていく。
やがて安比川沿いになり、自然の中で爽やかだ。
途中には崩落した場所もあり気を使う。


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そして川を越えて登山道が続くようになる。
なのでトレッキングシューズからスポーツサンダルに履き替える。
濡れることがわかっていたので持ってきていた。
ビシャビシャと沢を渡るのって気持ちいい。

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さらに何度か登山道と沢渡りを繰り返す。
そうすると目的の安比温泉の露天風呂に到着。
1時間かかると思っていたが、40分で着くことができた。

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自然の中で入る温泉は最高だ。
入る前は透明だったお湯だけど、沈殿していた湯の花がかき混ざると白く濁った。
湯船も地元の人たちによって管理されているので、しっかりしている。
お湯の温度もちょうどよくて、いつまでも入っていられそう。

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午前中に着いていたら、一日いてもいいかな。
湯船のまわりも広いからキャンプできそうな感じ。
ただ熊が出たら困るけどね。

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戻るときは安比川と登山道をいちいち交互に歩くと面倒なので、河原を歩いていくことにした。
うまく川の石の上を渡ればシューズのままでも大丈夫そう。
水の量が増えると無理だけど。
でも滑って転んだら大変なので、思い切って沢に入ったほうが楽しい。


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この登山道は行きで温泉目的の一人と地元の人、帰りはやはり温泉目的の一人とすれ違っただけ。
距離はたいしたことないけど、人が歩かないから逆に熊が出そうな雰囲気がした。


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また駐車場に戻ると着替えて出発。
なんだか山道を歩くより、ダートを走るほうが疲れた。


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安比高原からR282に出ると、途中のスーパーで買い出しをしてから戻ることに。
なにせキャンプ場周辺では買い物に困るのだ。
またお山の湯に入ってからキャンプ場に戻る。


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今日もテントがたくさん。ほとんどはファミリーだけど。
ただ夜遅くなっても、近くでキャンプしていたファミリーが大きな音楽をかけて騒いでいたのが気になった。
自分ちの部屋のように、囲まれた大きなテントの中で過ごして何がおもしろいんだろう。
まあ、こちらは疲れが勝ってしまい夢の中へまっしぐらだったけど。



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