前から登りたい山があった。
山形県北部にあり、秋田県にもまたがっている鳥海山。
どうしても登山に一日必用だし、場所的に三連休しか無理だった。
今までも連休があるたびに予定を立てたが、天候が悪くなってりしてあきらめていた。

今回の連休の天気予報だと青森と秋田は晴れになるという。
ただ山形が曇りで微妙だ。鳥海山は秋田寄りなので、晴れの可能性も高い。
なのでこれは晴れると信じて旅立つことにした。



初日は朝5時くらいに家を出発。
関東は晴れでスムーズに東北道を走る。
いきなり山形に入るのも何だから、岩手の一関インターから行くことにした。
しかし栗駒峠のほうに来ると曇り空になってきた。
この日は北へ行くほど天気が悪いみたいだ。

どこか温泉に入ろうと思い、秋田入りして泥湯温泉へ寄ってみる。
前に川原毛地獄へ来たときに気になっていたのだ。
奥山旅館で温泉パスポートが使えるということで助かる。
泥湯といっても湯船の下に泥があるわけでなく、お湯自体が泥のように濁っている。
もうひとつ白濁した硫黄臭のある広い露天があり、こちらのほうが好みかも。
しかし温泉に入っているとき雨が降り出して、やがて土砂降りになってしまった。
なのでかなり長いあいだ温泉でのんびりすることに。

雨もあがったので出発することにしたが霧が出てきた。
念のためカッパを着て走るが、県道310号は霧で何も見えずに怖くて慎重になる。

そのあと、いろいろ寄ってみようと考えていたが雨が降ったり止んだり状態。
空がどんより鉛のように重いので、そのまま鳥海山を目指すことにした。
R108などをずーっと走って山形の庄内平野に入ったが、鳥海山の山頂には雲がかかっている。
今日のところは移動の日と割り切りキャンプ場へ向かおう。

キャンプ場入りする前に鳥海温泉「あぽん西浜」に寄ることに。
暖まってサッパリしたら買い出しをして、山形と秋田の県境にある三崎公園のキャンプ場へ。
それほど広いサイトではないが料金も安いし、海の前で気持ちよさそうだ。
この日はファミリーばかりなので、静かに食事の用意をする。
ただ暗くなってくると、また雨が降り出してきたのでテントの中に避難。
明日のことがあるし、疲れもあったので今日は早めに寝ることに。