伊江島はタッチューの周辺意外は平坦のようなので、自転車でまわることができそう。
島の東側のほうに行くと青少年旅行村というキャンプ場などがあった。
わりと広いのでここでキャンプするのもよさそう。
海沿いに抜けるときれいなビーチが広がっていた。
暑いのでまだまだ泳げそうだ。
今度は島を反時計まわりで北側の湧出(わじー)へ。
展望台からは断崖絶壁で迫力満点。
ここは湧き水が出ることから、昔は重要な場所だったらしい。
伊平屋島と伊是名島がよく見えた。
島の西側は米軍基地になっているので、中央のほうに来ると伊江島空港があった。
でも現在は使われていないので跡地といった感じ。
そのまま南下すると海沿いのニヤテヤ洞で出る。
ここも海がきれい。
洞窟の中に入れることができる。
それほど広くはないけど、ひんやりとして神聖な雰囲気。
西側まで行くと灯台があったけど、なぜか米軍基地の敷地内だった。
せっかく草原の中でいい風景なのに。
伊江島でも基地には鳥居があった。
伊江島は伊江牛を育てているけど、牛舎の中で飼育しているようで放牧はしていなかった。
ほとんどは黒毛和牛で子牛を全国に出荷しているので、他の離島と同じよう。
その中で乳牛のホルスタインがいたので、沖縄では珍しいかも。
せっかくなので食堂に行って、伊江牛のハンバーグをおいしく食べた。
伊江島は激戦地だったので、終戦を知らないで2年も樹上生活をしていた人がいた。
そのガジュマルがあるニーバンガズィマールが保存されていた。
そういうことを知ると、沖縄にはいろんなところに戦争の足跡があるんだと感じる。
時間があったので史跡島村屋観光公園へ行ってみた。
ここの庭からもタッチューが見える。
民俗資料館では農具や漁具、民具などが展示されているので、島のことを知ることができる。
最近、伊江島でイエラムサンタマリアというラム酒ができていた。
興味があったので製造しているところへ行ってみると、タイミングよく見学させてもらえた。
見学できるのは落ち着いている時だけらしい。
沖縄はサトウキビ畑が多いけど、酒は泡盛がメインでラム酒は少ないんだよね。
前に行った南大東島でも軌道に乗ったラム酒を見学したので、なぜか縁があるのかな。
ここはもともとある酒造メーカーの開発施設を譲りうけて、ラム酒の開発を始めたようだった。
サトウキビのしぼり汁のみから作られるホワイトタイプのクリスタルと、オーク樽で熟成させたゴールドタイプの2種類があった。
ゴールドはウイスキーのように樽で熟成していたので、在庫がなくなると出荷できないとのこと。
飲んでみるとクリスタルは何かと割るカクテル向きで、ゴールドはロックか水割りが向いている。
どちらかというと上品な味なので味わって飲んだ。
これから伊江島の特産になっていくのかな。
それとこの生産元では伊江島ソーダの「イエソーダ」も売られていた。
ネーミングが笑ってしまうけど、これならダジャレのお土産としてもいいだろうね。
告白飲料だそうで、なんでも言えそーだということだよね。
4種類すべて飲んでみたけど、そのままでもいいけどラムに割るのが一番かな。
タッチューを登ったあとに飲んだイエソーダのブラックコーラ味。
あと島の名産を使ったアイスもあったので食べてみた。
ピーナッツやサトウキビ味があって、なかなかおいしかった。
沖縄のジーマミー豆腐って、ピーナッツが原料だから今まで出会わなかったのが不思議。
なぜか港の近くの公園にあったウミガメの展望台。
それにしても沖縄は海の生物を巨大化するのが好きみたい。
まったりと過ぎていく一日。
泊まった宿は県魚であるグルクンの唐揚げなどがおいしかった。
帰る前にもう一度タッチューに登っておいた。
二泊した伊江島ともお別れして、フェリーぐすくに乗船。
伊江島を離れていくと、小さくなるまでタッチューを見ていた。