春に沖縄の最東端である大東島、最西端の与那国島、最南端の波照間島へ行った。
そのときに最北端の伊平屋島にだけ足を伸ばせなかった。
沖縄の東西南北のはしっこの中で、伊平屋島の情報があまりなかった。
前から行ってみたいと思っていても、どうしても後回しになっていたのだ。
沖縄本島の北部にある運天港は離れた場所にあるので交通面で不便。
昔に来たときは自分のオートバイだったけど、今回はバスとタクシーを使うしかなかった。
仲宗根バス停で降りたときは、どうやって行こうか考えてしまった。
でもうまい具合に近くにはタクシー会社があったので、バスで来る人には便利なのかも。
久しぶりに着いた運天港は立派なフェリーターミナルになっていて驚いた。
考えてみれば7年ぶりなので変わっていて当たり前か。
フェリーいへやに乗船して、伊平屋島へ向かうことに。
ちなみの伊是名島へのフェリーは隣から出ている。
伊平屋島へは1時間20分の船旅。
伊江島からも見えていたけど、山があるので高低差がありそう。
思っていたより立派なフェリーターミナル。
知り合いが迎えに来てくれていたので挨拶。
港の周辺は役場などがあり、集落は少し離れて場所にいくつかある。
目の前に大きな岩場があるのが印象的。
落ち着いたあとレンタルバイクで島を一周してみることに。
自転車も考えたけど高低差と広さでバイクにした。
出発すると、なぜだか馬の顔だけのオブジェがあった。
伊平屋島は細長い形をしていて、島の真ん中あたりに天然記念物の念頭平松がある。
とても立派で大きな松で伊平屋島で一番の観光名所かもしれない。
ただ伊平屋は観光客が少ないみたいで、誰にも会うことはなかった。
念頭平松は沖縄で有名な琉球松で、約500年前に植えられたそう。
島を北上していくと大きな岩場のクマヤ洞窟があった。
全国にたくさんある「天の岩戸伝説」の最南端地だそう。
洞窟の中は神聖な雰囲気がしていた。
クマヤ洞窟の前に広がるのがクマヤ海岸。
もっと天気がよければ、きれいな海だったんだろうなあ。
向こう側に見えるのが久葉山で、山頂には灯台が見える。
どうやらあそこが沖縄県の最北端になるようだ。
実際に久葉山まで来てみると、なにもなくて拍子抜け。
灯台からは最北端へは行けないようで少し残念。
別に記念碑があるわけでもないので、そこが最北端ということで納得しておいた。
クバが覆われている小さな山からは海を見るだけ。
天気がよければ与論島が見えたはずなんだけど。
灯台から少し西に行くと無蔵水という岩場が見えた。
この岩の周辺から水が出ているらしいけど、よく分からなかった。
北西の海岸沿いを走っていくと、大きな岩場が見えてきた。
ヤヘー岩は、とても目立つので印象に残る。
海岸沿いを近くまで行くことができた。