奥穂の山頂でまだ8時半と時間も早かったので、前穂にも行くことを決めた。
奥穂から下ってから、しばらく吊尾根を歩いて行く。
これが思っていたより、長い岩場の尾根で疲れる。
すると前穂の迫力ある姿が正面に現れた。
細い荒れている尾根が続く。
涸沢が下のほうに見える。
振り返ると奥穂が迫力ある。
しかしこの尾根は気を抜けない。
上高地がよく見えていて景色は最高。
でも下は崖なので怖いけど。
ようやく紀美子平に着いて、前穂の山頂へ向かう。
山頂を見上げると、完全な岩場の連続だ。
そして前穂の山頂にも到着。
さすが北アルプスの山なので、最後まで気を抜かせてくれない。
奥穂の山頂から2時間くらいで着いたことになる。
標高3090メートルの山頂は広い岩場になっていた。
さっきまでいた奥穂もよく見えて最高の気分。
奥穂に比べて人も少ないので、ゆっくりできる雰囲気だ。
このあと来たルートを戻るので、あまりのんびりできないのがつらいところ。
下を見ると分岐の紀美子平が小さく見える。
奥穂を目差して、また慎重に尾根を歩いていると雷鳥が出てきた。
なんだか気分がよくなってきた。
奥穂の山頂に戻るとガスが出てしまい何も見えなくなった。
再び穂高岳山荘に帰ってきて休憩。
ここのテン場だと景色がよさそう。
涸沢に戻るため下山していく。
なんだか涸沢はテントが増えている。
結局、この日は奥穂と前穂に縦走したので、10時間の登山となった。
こんなに近くまでニホンザルが来ていた。
涸沢ヒュッテには名物のおでんがあるので、奥穂と前穂の登頂記念で食べることに。
生ビールもおいしくて、歩いた疲れが吹っ飛ぶようだった。