冬の島巡り
〜沖縄本島から久米島と渡名喜島へ〜

・久米島

大晦日の朝の沖縄は曇り空で風が強かった。
少し肌寒いなか、とまりんの港に行くとほとんどの離島へのフェリーが欠航になっていた。
それほど大しけで海が荒れているらしい。
行きたかった渡名喜島も欠航だったので困った。
渡名喜島は本島と久米島の中間にあり、久米島行きのフェリーの午前中便で寄港する。
それが久米島へ直行便になっており、しかも午後便は完全に欠航みたいだ。
たぶん島へ帰省する人などが多いので大きな久米島へだけは無理矢理に出すような気がした。

予定では渡名喜島のあとに久米島だった。
仕方ないので久米島へまず行ってから、渡名喜島にできないかと予約していた宿に連絡してみる。
両方の島とも変更しても大丈夫だったので、久米島へ行くことに決めた。

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フェリーなはに乗り込んでみると、すでに満員状態。
船内はいっぱいだし、外の席もかなり埋まっている。
なんとか後ろのほうが空いていたので助かる。
8時半に出港したが、海がかなり荒れている。
フェリーは揺れるわ寒いわで大変な4時間の船旅となった。

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そして久米島が近づくと、とても大きな島だ。
島の西側にある兼城港に着いて、久米島に上陸すると風もあって寒い。
バスの時間まで少しあったので暖かいものが食べたい。
近くの喜八という沖縄そば屋に入り、久米島そばを食べる。
体が暖まっておいしい。そういえばこれが年越しそばになるのかな。

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バスに乗って島の東側にあるイーフビーチ方面へ向かう。
今日泊まるのは久米島の東に小さな橋でつながっている奥武島という小さな島の宿。
大きな久米島に来たのに、つくづく小さな島が好きなんだなあ。

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きれいな宿に着くと一休み。
どうやら今日はあと一人だけの泊まりのようだ。
思ったより大晦日に離島へ来る人は少ないかもしれない。
というより久米島には旅人が好きなゆんたくできる宿が少ないようだ。


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奥武島からイーフビーチまで、ゆっくり歩いて30分くらい。
夏場は海水浴でにぎわうイーフビーチだけど、この時期は人も少なく静か。
久米島はいくつも集落があるけど、観光客はイーフビーチ周辺にホテルや民宿が多いので集中するようだ。

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きっと快晴ならきれいなイーフビーチなんだろう。
この時期でも晴れて風がなければ気温も上がって海に入れたろうけど。
まあ、人が少ないほうがのんびりできる。

ちょっと散歩がてら登武那覇園地という小さな山のような展望台へ行ってみる。
ここからの景色がよかった。イーフビーチや奥武島、はての浜がよく見える。
遠くには渡名喜島や慶良間諸島も見えた。

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久米島は車エビの養殖が盛んのようだ。
ちょうどエサをやっていたので養殖場だとわかった。
なんか海の中の橋が気になる。

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大きな島なのに思ったより人が少ないような気がする。
まあ大きなホテルに泊まったりすると外に出ないかもしれない。
久米島と奥武島の橋からの海がきれいだ。

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