南の果ての島へ
・与那国島

>8月28日(日)


早く目が覚めたので近所を散歩してみる。
わりと大きな集落で最近の沖縄に見かけるコンクリート造りの家が多い。
中に昔ながらの赤瓦の民家がポツポツとある感じ。
こうやって歩いてみると与那国は沖縄の中でも更に異国の雰囲気漂う島のような気がする。


PHOTO
海底遺跡クルーズへ
 
宿で朝食を食べたら予約した海底遺跡クルーズへ行く。
人工的に造られたものか、自然のものか結論が出ていない海底遺跡。
本当はダイビングで間近に見るのがいいんだろうが手頃な船での見学にした。
船の下に窓があり、そこから海底が見えるようになっている。
島の北側にある祖納港から向かう。

PHOTO
雄大な東崎を海から見る


島の南側に海底遺跡があるのだが断崖絶壁で船を着けられないので、北の港から1時間かけて向かう。
海から島を見るとあまりの断崖で言葉を失う。
荒々しくて迫力あるが、天気がいいから美しい。


PHOTO   PHOTO
人の横顔に見える人面岩


やがて海底遺跡に着くと船下に窓から見ると、遺跡らしきものが階段状になっている。
やはり窓からだと全体の感じがわかりづらくて残念。でも魚がたくさん泳いでいてきれいだった。
帰りも来たルートを戻るのだが、暑さでダウン寸前。さすがに少し船酔い気味。


PHOTO
わかりにくいけど海底遺跡の一部
  PHOTO


また港へ戻ってきたらダンヌ浜の吾妻屋へ行って休憩。
しばらく海を見ながら与那国を味わう。


PHOTO


それから借りていたスクーターを返しに行く。
初めて4ストのスクーターに乗ったけど燃費のよさに驚いた。パワーはないけど静かでいいね。


泡盛の蔵元へ行ってみる。与那国の三ヶ所あるうちの「どなん」の国泉泡盛で見学させてもらえた。
この暑い中で火を使うので、更に暑さが増している。初めて泡盛を作る過程を見ることができてよかった。
国内では与那国だけ作ることができる60度!の泡盛が花酒と呼ばれている。
できたては70度近くあり、試飲させてもらったらカーっと喉を通った。
でも味わい深くて病みつきになりそう。
  PHOTO
クバの葉で巻かれた花酒で有名
他にも43度や普通の30度もある

PHOTO
蒸留している中は暑い
  PHOTO
発酵されていい感じでブクブクなっている

PHOTO
1日ごとで分かれている仕込みがめ
  PHOTO
最初に出てくる花酒を試飲


また宿に戻ったら車で空港まで送ってもらう。
本当はもう一泊したかったけど、石垣に戻ることにしたのだ。
空港に着いて手続きしたら、なんと飛行機が1時間半は遅れるとのこと。
どうすればいいのよ。お詫びということで空港で使える1000円の商品券をもらえたけど。
まあ、うちなーたいむで流れるから文句は言えない。
空港のまわりには何もないから、歩いてはどこへも行けず空港で時間をつぶすしかなかった。
  PHOTO

PHOTO
RACのプロペラ機で石垣空港へ
 
やっと飛行機が到着したら小さなプロペラ機だったので驚いた。
今度はJALではなくRACというところだった。
JTAは横6列だったけど、RACは横4列なのでバスの車内のよう。しかも席がプロペラの横の窓際だったので妙な緊張感。
でも石垣まで30分で着いたので速度が同じだった。なんだかこういう経験もいいものだね。




石垣空港に着いたので桟橋近くの予約した宿まで行く。
名前だけで決めたしまった「旅の宿」はドミトリー形式だろうと思っていたら個室だった。
ベッドで扇風機があるので気にいってしまった。
沖縄ではクーラーがなくても扇風機さえあれば問題ないし、朝方なんて涼しいくらいだし。
  PHOTO

PHOTO
 
石垣の町をぶらついてみようとアーケード街のあやぱにモールへ行ってみると、おみやげ屋が多い。小さな国際通りみたい。
あちこち歩いたあと、沖縄料理屋で夕食。オリオンに泡盛がうまい。


そのあと民謡ショーを見に行ってみることに。
島唄ライブハウス安里屋は気軽に民謡ショーを楽しめる店で客が盛り上がって楽しかった。
初めての八重山民謡を聞き入る。沖縄の民謡は島ごとに違うことを実感した。でもリクエストは涙そうそうとか現代曲が多いけど。
カウンターにいた地元の人の話がおもしろくて聞き入ってしまう。
踊り疲れて宿に戻ったらシャワーを浴びて寝るだけとなった。
  PHOTO

PHOTO   PHOTO
安里勇さんのステージ


沖縄旅々模様TOP