少しずつ北アルプスにも慣れてきたので、表銀座コースを縦走してみることにした。
燕岳から上高地への縦走を予定しているので、帰りのことを考えて穂高駅近くの無料駐車場を使うことに決めた。
ここから定期バスで中房温泉まで行き、帰りは上高地からバスと鉄道で戻ってくるのだ。
穂高から中房温泉行きの始発バスに乗るため、早朝5時に無料駐車場にWで着いた。
するとタイミングよくタクシーの乗り合いで声をかけられた。
4人で乗ってバスと同じ料金で、まだバスの始発には時間があったので乗ることにした。
もう中房温泉の登山口にはたくさんの登山者がいる。
日帰りで燕岳を登る身軽な人が多い。
一緒にタクシーで着いた人もやはり日帰りとのことだった。
まずは登山届けを出すと、準備をして6時半に燕岳へ登山開始。
さすが北アルプス三大急登の一つで、最初から急な登りが続く。
初日は燕岳までなので急ぐこともなく、ゆっくり登ろう。
途中には第1から第3ベンチ、富士見ベンチと休憩場所があるので登山のペースにメリハリがつく。
それにしても燕岳はものすごい登山者の数でビックリ。
小学生の団体がいたりと幅広い年齢層。
これほど人気のある山だとは思わなかった。
久しぶりのテン泊なので重いザックがこたえるし暑くて大変。
やっと合戦小屋に着いたので休憩。
ここまで登山口から3時間かかっている。
名物の冷えたスイカで元気になった。
20分くらい休憩したので体力が復活した気分。
もう燕岳の山頂が見えているので最後のがんばり。
そして午前11時に燕岳山頂手前の燕山荘に到着。
夏場はガスが上がってくることも考えていたけど、まだこの時間なのにガスに包まれてしまった。
これなら遅い出発でもよかったかもしれない。
まわりは何も見えなくなってしまったので、ゆっくりとテン場で過ごすことにした。
燕山荘ではビールより安く缶のサワーを売っていていいね。
山登りのあとの一杯は格別。
するとガスが取れてきて燕岳が見えてきた。
このチャンスを逃すまいと登ることに。
イワヒバリとか山の鳥が多くて楽しめる。
燕岳の山頂あたりは花崗岩だらけで、なんだか屋久島の山々を思い出した。
イルカ岩が有名みたい。
燕山荘から散歩感覚で燕岳山頂に着いた。
結局、ガスだらけで何も見えなくなってしまったけど、とりあえず満足。
燕岳は2763メートルあるんだね。
テン場に戻って夕食はアルファ米とレトルトカレー。
缶ビールを飲みながら燕岳を見ていると、またガスが取れてきたので明日は期待できそう。