常念岳のほうの空が明るくなってきた。
赤く染まる槍を見ながら朝のコーヒータイム。
それにしても西岳のテン場は最高の場所にあるねえ。
明るくなった槍を見ながら撤収開始。
隣にテントを張っていた人は夜明けとともに出発していった。
こちらも早くしようと思っていても、のんびりペースになってしまう。
槍の山頂を拡大で見ると小屋や登っている人も確認できる。
それだけ早朝は空気が澄んでいるんだ。
さあ、槍に向かって6時過ぎに出発。
ヒュッテ西岳の入り口に槍ヶ岳への分岐がある。
ここから一気に急激に下っていく。
一度下ってから槍を登るのだから精神的につらいところ。
1時間くらいで水俣乗越まで下って小休憩。
あとは登って行くだけだ。
アップダウンもあるので意外と疲れてくる。
でも近づく槍に気分が高まる。
こんな長いハシゴを降りたりする。
ヒュッテ大槍まで40分の標識があり、近づいてきたので急ぐこともない。
富士山もはっきり見える。
振り返ると西岳が遠くになってきた。
テン場があんなところにあったんだ。
その向こうには三角形の常念岳。
こうやって見ると下らないと槍には来られないわな。
まずは西岳から3時間でヒュッテ大槍に着いた。
小さな小屋で場所的に使う人は少ないかもしれないけど、間近で槍を見るには最高かも。
縦走でずっと会っていたAさんと話をしながら、目の前の槍を眺める。
左下には殺生ヒュッテが近く感じる。
東鎌尾根のルートは変化があって楽しい。
上高地から槍沢を通るルートは単調だけど、こちらは岩場だらけで飽きない。
ここまで来ると肉眼でも槍の山頂にいる人を確認できる。
よく見かけるイワギキョウ。
ついに槍ヶ岳山荘が見えてきた。
10時には槍ヶ岳山荘に到着。
まだ時間が早いけど、これで今日の歩き終了。
ずっと表銀座の縦走で顔を合わせていたAさんと一緒にテントは張ることに。
しかも岩場の隙間の凄いところだった。
どうやらテン場の申し込みの早い順に近い場所になるようだ。
以前に来たときは離れた段々に整備された場所だった。
