連休や夏休みの時期は信濃大町から扇沢行きのバスの早朝便が出る。
その5時半発のバスに乗ろうと直前に行ってみると、すでに行列ができていた。
完全に夜行のバスや鉄道が頭になかった。
すると乗り合いタクシーがあったので乗ることに。
ちょうど個人で来ていた人が5人集まり乗車。
おかげでバスより早く、しかも少し安く乗ることができて助かる。
読売新道で下山した扇沢にまた戻ってきた。
なんだか山旅の続きを再開する気分になる。
もう扇沢の駐車場は一杯のようだし、トロリーバスのチケット売り場には行列ができていた。
タクシーの運転手さんが柏原新道の登山口まで乗せてくれることになった。
扇沢から少し戻らなければならないので感謝。
かえってバスよりよかった。
ここも車がたくさんで登山者も多かった。
さあ、準備をして9月13日午前6時に爺ヶ岳登山口から出発。
最初は人が多くて登山渋滞ができていた。
まあ、急な登りが続くのでゆっくりペースでよかった。
横を見ると赤沢岳や鳴沢岳が見える。
扇沢の駐車場が小さくなってきた。
柏原新道は整備されていて登りやすい。
平地の水平道は呼吸を整えて歩ける。
それにしても水平岬とか黄金岬などたくさん名前のついたポイントがある。
もう登山渋滞もないので気持ちよく登っていく。
メリハリのある登山道で飽きなくて楽しい。
鉄砲坂を登りきると…。
まだまだ遠いと思っていた種池山荘が見えてきた。
なんだかコースタイムより1時間以上も早く種池山荘に到着。
調子がよかったのでペースが早くなっていたのかも。
きつい読売新道のあとでは少し楽に感じたかな。
近くにあったのが小さな種池。
周辺には果穂になったチングルマが輝いていた。