せっかく天気がいいので久しぶりに石垣島の北部へ行くことに。
八重山に来ると離島ばっかり行っているので。
レンタルバイクで巡ろうと思っていたけど、暑くてレンタカーにしてしまった。
でも石垣島だとレンタカーがとっても安くて助かる。
まずは市街から北上して玉取展望台へ。
ここから石垣島の北部がよく見えるので、誰でも必ず寄る観光名所だけど。
平日だったので並ぶなくてすむと思い、有名な明石食堂へも行ってみた。
八重山の野菜そばにソーキを乗せてみたので、ちょっと贅沢な気分でおいしかった。
さあ、石垣島の最北端へ行こう。
快晴だと海がとってもきれい。
石垣島最北端の平久保崎は変わらず、素晴らしい景色。
ここは晴れている日に来ないと感動を味わえないかもしれない。
石垣島北部のとんがった野底岳に登ることに。
野底マーペーと呼ばれている悲しい伝説のある山。
近くから山頂を見ると思ったより岩がある。
野底集落の登山口から登っていく。
ずっとジャングルのような木々が続き、湿度が高いので暑くて大変。
暑いうえ、赤土のため滑りやすいので登りにくい。
登山に慣れている人でなければ大変かも。
とにかく蒸し暑くて汗だらだら。
大きな岩だらけの山頂には30分くらいで着いた。
山頂の岩の下には伝説の説明があった。
黒島のマーペーという若い女性が恋人と離ればなれになり、野底集落に強制移住させられた。
そして恋人を思い黒島を見ようと野底岳に登ったところ、於茂登岳が立ちはだかり見えなかった。
悲しさのあまり泣き崩れ石になってしまったとのこと。
なんていう偶然。
黒島から戻ってきたばかりだったので、マーペーの気持ちがわかったような気がした。
たかだか標高282メートルの山なのに、この達成感は何だろう。
それだけ素晴らしい山頂だった。
360度見渡せて、野底集落が真下に見える。
平久保や伊原間もよく見える。
残念ながら於茂登岳は雲に隠れて見えない。
八重山の黒島が隠れているのはわかっているけど、於茂登岳すら見えないとは…
知り合いが於茂登岳に登るより、野底マーペーのほうが感動できるよと進めてくれた。
沖縄で一番標高のある於茂登岳は見晴らしがよくないらしい。
三角点は岩場の下にあった。
下山も赤土で滑りやすいので30分かかった。
とんがっているだけあって、急な登りで楽しめた。
なんだか屋久島のモッチョム岳を小さくしたような感じかも。
夜は久しぶりに石垣牛の焼き肉を食べることに。
セットで安いので贅沢な気分になって、たまにはいいかな。
ちょうど小さなお祭りみたいなことをやっていたので、オリオン片手に楽しんだ石垣島だった。