2014年に裏立山の縦走で最後に登った唐松岳。
そこから見える白馬の山々を越えて、日本海まで歩いてみたいと感じた。
調べてみると朝日岳から親不知までの長い長い登山道があった。
それが栂海新道だった。
どうせなら2932メートルの白馬岳から、海抜0メートルの日本海まで歩きたい。
距離と時間を考えると白馬岳がよかったけど、旅を再開するという意味で唐松岳から始めることにした。
北アルプスから日本海まで3000メートル近い標高差を歩く…
考えただけでも高揚してくる何てロマンあふれる山旅だろう。
高速バスの深夜便が取れなかったので、白馬八方の温泉宿で前泊することにした。
また白馬八方のバスターミナルに戻ってくると夏の快晴。
しかし中央道の渋滞で1時間半オーバー。
宿で八方温泉に入ったり食事して、まったりして過ごした。
夏の土日は朝6時からゴンドラが動いていたので、早めに宿を出発。
荷物が15キロ以上になると別料金がかかる。
リフトを乗り継いでいくと左手に鹿島槍と五竜岳が見えてくる。
登山口にあたる八方池山荘に着いて準備。
すでに登山者がたくさんいる。
まだ観光客が少ないので早い時間でよかった。
もう標高1830メートルあるので助かる。
8月9日、朝7時に登山開始。