小雨が降る朝だったのでカッパを着て、5時半に朝日小屋のテント場を出発。
また朝日岳を登っていくとガスの中に入り何も見えない。
山頂に着いても眺望がなくて、昨日に登っておいて正解だった。
朝日岳で朝日を見ることができなかったけど、ここからついに日本海へ向けて歩き出す。
標高2400メートルから海抜0メートルへ向かって…
どうやら山頂だけガスの中のようだった。
下っていくと明るくなってきて、日本海も見えてホッとした。
栂海新道と蓮華温泉の分岐の吹上げのコルに下ってきた。
朝日小屋のテン場で一緒だった人は天気が悪そうなので蓮華温泉へ行くとのこと。
白馬岳からずっと電波が入らないので、ぜんぜん天気予報を調べることができないので心配だった。
でもここまで来たら前へ進むしかない。
覚悟を決めて栂海新道で日本海まで歩いていこう。
ここからは静かな歩きになり、木道のある湿原になる。
すると天気が回復して晴れ間が出てきたじゃないか。
これほどうれしいことはない。
さわやかな朝を気持ちいい稜線歩きをしていると長栂山に到着。
振り返ると朝日岳方面は完全に見えない。
これから歩いていく犬ヶ岳までの稜線が確認できる。
まだまだ長い距離を歩く。
ああ、夏の青空がうれしい。
長栂山を下っていくとアヤメ平を通過。
アヤメ平ということで、数は少ないけどアヤメも咲いている。
