フェリーはいびすかすは、種子島へ夜に着いて一晩停泊するところがユニーク。
そのため船で一泊分が浮くことになる。
だから早朝に種子島を出港して屋久島に着く。
フェリー屋久島2だと、鹿児島港を朝に出港するので、どうしても鹿児島市内で一泊しなければならないしね。
朝から天気もいいし、ついに屋久島が見えてきたときは気分が高揚してきた。
久しぶりに帰ってきたよ。
考えてみれば7年ぶり、二度目の屋久島か。
朝の7時、宮之浦港に上陸して、まずはフェリー乗り場にある観光案内所へ。
まだ時間が早いので窓口は開いていないけど、チラシや資料を集めておく。
そしてついに島の中へ出発だ。
まずは港から近いということで白谷雲水峡へ行くことにした。
途中で宮之浦の町がよく見える。
白谷雲水峡の駐車場で準備をして歩きだそう。
前に来たときも白谷雲水峡に寄ったけど、途中までしか見ていなかった。
なので今回は奥まで登ってみたかったのだ。
まずは沢沿いの森の中を進んでいく。
これが気持ちいいんだよね。
大きな「くぐり杉」を通って、太鼓岩コースを歩いていく。
以前は時間の関係で七本杉で折り返した。
辻峠の分岐から、ちょっとした急な登りになる。
といっても、それほど大変なこともなく太鼓岩に着いた。
大きな岩からの眺めもよくて、初めての屋久島で登山が慣れていない人には適した場所かも。
次から次と人が来るため、ゆっくりできないのが残念。
そのまま戻るには物足りないので、帰りは原生林コースへ行ってみることにした。
深い森の中を歩くので思ったより楽しかった。
途中には三本足杉や二代大杉と続く。
せっかくなので弥生杉コースも行ってしまおう。
名前のとおり弥生杉を見るための遊歩道。
なんだかんだで白谷雲水峡の全部のコースを歩いてしまった。
といっても、すべて見てまわっても4時間だったので、ちょうどいい散策になった。
また出発して、とりあえずキャンプ場を決めなければ。
以前は年末だったので、ユースのキャンプ場しか候補がなかった。
今回は広くて快適そうな青少年旅行村のサイトに決めた。
冬場は閉鎖していたけど、この時期は開いていた。
少ないけどキャンプしている人もいる。
ただ場所が遠い西側で、大きな集落から離れているのが難点。
でもここはお湯のシャワーが使えたので助かった。
翌朝、テントを撤収して出発。
本当なら連泊したかったけど、これからの予定を考えるとキャンプをやめた。
まずキャンプ場から近い大川湧水で給水しておく。
やっぱり屋久島に来たからには温泉だ。
露天としては島で一番有名な平中海中温泉へ。
ここは干潮の前後2時間しか入れないので、時間を調べておいたのだ。
久しぶりに入る海中温泉はとても気持ちよかった。
ちょうど山に詳しい人が入っていたので情報を聞いておく。
しかし雨が降り出して、温泉から出るに出られなくなってしまった。
かなり長く温泉に入っていたけど、小降りになったときにようやく出ることに。
このあと雨が続いたので、駐車場でしばらく雨宿りして様子をみていた。
まあ、屋久島で雨に降られても、当たり前なので受け入れるしかない。
仕方なく小雨のときにカッパを着て出発。
安房に着くと、ようやく雨も止んできた。
まだ時間が早かったけど、予約した宿に入ることに。
明日からの登山に向けて、荷物を預かってもらうために宿泊したほうが安心だった。
ちょうど宿では宿泊客も少ないので、荷物を部屋に置いたまま山へ行けることになったので助かる。
夕食は屋久島らしい料理を出してもらってうれしい。
島ではトッピーと呼ばれる飛び魚の唐揚げがおいしかった。
この日は明日、縄文杉へ行くおじさんと話し込んで楽しい夜となった。