うちなー東西南はしっこ巡り[その3]
波照間島≫2011年4月10日〜4月16日
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波照間島へは朝一便目の8時20分発に乗ることにした。
石垣島の離島ターミナルから近い宿に泊まったので便利だった。
今回は新しい高速船「ぱいぱてぃろーま」に乗ってみたいので波照間海運にしてみた。
すると従来とおりのニューはてるまだったので少しガックリ。
どうやら便によって今までの高速船も運行しているようだ。
これなら安永観光の高速船でもよかったかも。
まあ、乗船客も少ないので大きな高速船を運行するまでもないかな。
天気もよくて海も穏やかだったので、かえって今までの高速船でよかった。
一時間の船旅で波照間が見えてきた。
波照間に来るのは五回目なので、「ただいま」という気分になる。
この時期に来るのは初めてだけど、人も少なくのんびり気分が高まる。
いつもは泊まっている宿が決まっているけど、今回は新しくできた宿にしてみた。
集落の一番奥にあるので、それはそれでのんびりできるかなと。
古い古民家を改装して、とてもきれいな宿だったので落ち着けそうだ。
あまりにも快晴で暑かったので、しばらく部屋でくつろいでから出かけることに。
ちょうどお昼だったので、集落の食堂で八重山風の野菜そばを食べる。
あっさりして暑いときには余計にうまく感じるね。
やっぱり波照間といえばニシハマビーチ。
いや〜、相変わらず美しい!
この海が沖縄では一番きれいだと思う。
白い砂浜に、透明の海。
何もしないでいるだけで心が癒されるようだ。
真夏のような陽気だから、これは泳がなくては。
大東島や与那国島ではまだ寒くて海に入る気がしなかったので。
それが急にこの陽気だから、うちなーの天気はわからない。
せっかく持ってきていたシュノーケルの三点セットを使うことにした。
もう何回も入っているニシハマなのでお気に入りのポイントへ。
奥のほうまで泳いでいくとたくさんの珊瑚た魚たち。
そしていました。ハマクマノミのフェミリー。
今年も変わらずに、たくさんのハマクマノミが健在でうれしい。
暑いとはいっても、まだ水は冷たいかな。
長く泳いでいると少し体が冷えてきた。
しばらくシュノーケルしたあとは、浜辺で寝っ転がって休憩モード。
そのあとニシハマから集落へ行く途中にある「みんぴか」でかき氷だ。
波照間に来ると必ずここの黒蜜スペシャルを食べてしまうんだよね。
いつも泊まっていた宿の前を通ると、知っている常連の人がいたので挨拶。
もう何回目かな、会うの。
一度、宿に戻ってシャワーを浴びてゆっくりと時間を過ごす。
だんだんと夕日に時間になってきたので、再び自転車でニシハマへ向かう。
今日は西表島もよく見える日だ。
静かに夕日を見ているのも落ち着ける。
雲がぜんぜんないので、水平線まで沈む夕日を見ることができた。
でも雲が焼ける夕日のほうがドラマチックかな。
宿に帰ってから夕食。
この宿には庭先に屋根の下にテーブルがあり、食事とゆんたくスペースになっていた。
この日の宿泊客は仕事で来ていた年配の方と20代前半の女性。
あと宿のオーナーがサトウキビ畑を持っている人だった。
そのため5人の若いキビ刈り隊の人たちが住み込みで働いていた。
キビ刈り隊の兄ちゃんたちと話しているのが楽しくてね、ついつい飲んじゃったわ。
ちょっと余談だけど、泊まっていた女性なんだけど全身黒づくめで妖しい雰囲気を漂わせていた。
結構よく話していたんだけど、どうやら霊感が強いということが判明。
そういう人はたまに会うことがあるので、いろいろと話を聞いてしまった。
するとニシハマのシャワーとトイレの小屋のまわりを、若い女性がさまよっているのを見たと言うんだよね。
しかも昼間の青空の下で。
なぜこんな場所にいるんだろうと不思議に思ったらしい。
昔、ニシハマで事件があったことを知らなかったようだ。
見える人には見えるのか。
でも今だに、さまよっているかと思うと悲しくなるよ。
この話で急に酔いが冷めたことは言うまでもない。