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波照間民謡の後冨底周二さんは一日中活躍 |
そのあと公民館の前で棒術や太鼓の演舞が始まる。
旧盆の波照間は帰省する人や観光客で賑やかになっていた。
いつもは静かな島に人が集まるのも珍しい光景に見える。
いくつかの踊りが続いたあと午前の部が終了となった。
この日は島の食堂が休みだったが、観光客のために八重山そばやご飯ものなど販売されていた。
生ビールやかき氷もあったので困ることはなかった。
一度、宿に戻ってからニシハマに行ってみる。
相変わらず美しい海だ。
暑くなってきたので泳ぎたいくらいだが我慢。
午後の部の時間になったので、また公民館へ向かう。
ここからは公民館横にステージが作られ、各組の演舞などが続く。
八重山民謡の舞台芸能は鮮やかで見ていて楽しい。
中でも島の狂言らしき劇があるのだが方言のためストーリーがわからない。
でも雰囲気からして喜劇なのだと思う。
いつもお世話になっている宿の親父さんが出ていたのだが、普段はおとなしくボソボソ喋る人が声を張り上げて元気だったのが意外だった。
あと波照間民謡の後冨底周二さんがずっと三線を弾いていたのが印象的。
夕方ですべての行事が終わり、獅子舞が公民館の前を舞い踊る。
そしてまたミルクを先頭に仮装行列のミチサネーで各集落ごとに順番で出ていく。
これで島を上げての祭りが終了となる。
このあと宿の戻ろうかと思っていたら、集落ごとの会館で行列が着いたあとも締めの演舞が行われていた。
最後に長老と思われる人たちを囲んで、集落の人たちが回るのが印象的だった。
初めて沖縄の旧盆の行事、それも八重山の波照間の祭りを見ることができてよかった。
それにしても今日は天気が回復して、とても暑い日となった。
また宿まで歩いて帰ったら汗だらけだったのでシャワーでさっぱりする。
オリオンを飲みながら宿の前のテーブルで落ち着くことにした。
どうやら素泊まりの宿だったのだが、ムシャーマの日は食堂も商店も休みなので食事が出るらしい。
これは助かる。しかも泡盛も飲めたので、夜のゆんたくも楽しかった。