北限に咲く島へ 〜北海道2009〜

・美瑛

しばらくR40を旭川方面へ走ったあと、昼近いので早めの昼にすることにした。
士別にある羊と雲の丘というところに寄って、レストランでジンギスカン定食を食べる。
調理されて出てくるけど、うまかったので北海道らしさと味わえた。
でもジンギスカン鍋で自分で焼いたほうがいいかな。

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食べ終わったら、いきなり大雨になってしまった。
まるで夕立みたい。急いでWの荷物にレインカバーだけかける。
仕方ないので食後のコーヒーを飲みながら、休憩室で様子を見ることにした。
二人のライダーがずぶ濡れのカッパで来たので大変だねと話をする。
やはりジンギスカン定食を食べに来たら雨になったようだ。

でもしばらくたつと、いきなり雨があがって晴れ間が出てきた。
これだけ雲の流れが早いと、どこかで雨が降ってもおかしくない。
ちょうどお昼休憩のときの雨で助かったけど。

さあ、天気がよくなったので出発だ。
そういえばここは羊がどこにいるんだろう。放牧されていない時間だったのかな。
近くには牧場があり、牛はよく見るんだけど。



ずっとR40を走りながら、今日は帯広へ行くか美瑛と富良野へ行くか迷う。
今日の天気だと美瑛がよくて、明日は帯広方面がよさそうだ。
考えているうちに旭川に来てしまったので、戻るのも面倒で美瑛へ向かうことにした。
思った以上に快晴になり、最高の気分だ。
気温も上がってきて走っていても暑いくらい。





旭川の市内をパスして37号で美瑛に着いたので、まずはパッチワークの丘に行ってみることにした。
ここは初めて来たけど、美瑛らしい美しいところだ。
どうしても名が知られている丘は人が集まってしまう。






車がよく通りそうな道を避けて、裏道らしきところを走ってみる。
静かな丘や畑がたくさんあるので自分だけの風景を探す。
いやでも有名なスポットに出てしまうのけどね。


気づいたらR237に出ていたので、ぜるぶの丘に寄ってラベンダーのソフトで休憩。
ここの奥にある建物の展望台からの景色もよかった。





あまりに暑くてジャケットのインナーを取り外す。
青い空と白い雲といい完全に夏だ。



せっかくだからジェットコースターの道も走っておくか。
距離はそれほどではないけど、まっすぐな道が気持ちいい。
でもかなり有名なスポットになってしまったみたい。




ジェットコースターの道を走り抜けたところにある丘で風に吹かれる。
やはり走っているだけではもったいない。
ゆっくり景色を楽しむのが一番。



またジェットコースターの道を折り返して戻る。
ここで知り合ったハーレー乗りで神奈川のこうちゃんに富良野のキャンプ場を教えてもらう。
そこはファミリーばかりいるオートキャンプ場だと思っていたので行かないつもりだった。
違うところにしようかと思っていたけど、オートバイもたくさんいて雰囲気もよさそうなので行ってみることにした。

美瑛の丘巡りを楽しんだので、上富良野に入ってスーパーで買い出しをしてキャンプ場へ。
上富良野町日の出公園オートキャンプ場は広くてオートサイトの他にフリーサイトもあった。
芝生のサイトに乗り入れはできないけど、駐車場から近いので不便はなさそうだ。
ただ二輪専用の駐車場の近くのサイトには、どこかの大学の自転車グループの団体がいた。
テントもたくさんだし、人数が多くて圧倒されてしまった。
これでは静かに落ち着けなそうだ。
管理人さんは手前の一般車用の駐車場も使っていいとのことだから、わざわざ奥まで行くのをやめた。
手前の芝生サイトがなぜかガラガラだったんだよね。


テントを設営したら近くの木にロープをかけて洗濯物を干す。
なにせコインランドリーで洗濯して、乾燥機をかけたけど生乾きだったので困っていた。
そして近くにあるフラヌイ温泉に入りにいって汗を流す。
今日は暑い日だったので、道内でも場所によって気温差を感じてしまう。



またキャンプ場に戻ったらビールで北の大地に乾杯。
近くにいたライダーとかと話をしたあと、夕食を作ってゆっくりキャンプを楽しむ。
利尻礼文では気にならなかったけど、富良野だと虫が多い。
蚊取り線香など持ってきていなかったら困った。
でも星がきれいで、酒も進んで適当な時間でおやすみ。


(この日の走行距離は約170キロ)

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