北限に咲く島へ 〜北海道2009〜

・礼文島

利尻島から礼文島へはフェリーで約40分。
中心集落である香深の港から上陸。利尻と同じく6年ぶりの礼文。

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懐かしさを噛みしめて、まず桃岩展望台へ向かうことにした。
前は展望台までしか行かなかったので、今回は元地灯台まで歩いてみることにした。





島の南部をトレッキングする桃岩展望台コースは整備されているので歩きやすい。
利尻山では標高のあるところで高山植物の花が咲いていたけど、礼文ではハイキングをしながら花を見ることができる。



よく見れば猫に見えるような猫岩が真下にある。
利尻山が正面に見えるんだけど、雲がかかってしまっている。






見晴らしのいい高台に近づくと誰かが叫んでいる。
お〜い、桃岩荘〜!
どうやら真下に見える礼文で有名な桃岩荘ユースに向かって叫んでいるようだ。
何回も大きな声で叫ぶから、ちょっと笑ってしまった。
でもここからの景色が最高だった。
別に桃岩荘に向かわなくても叫びたくなる。





ゆっくり景色と花を見ながら、1時間くらい歩いて元地灯台に着いた。
灯台から見る利尻山もいいものだ。雲がなければなあ。
ここで少し休憩したあと、また来たコースを戻ることにした。







あまりの暑さで桃岩展望台の駐車場でしばらく休んだあと出発。
せっかくなので元地に寄って特徴ある地蔵岩を見る。
昔はここが8時間コースのゴールだったらしい。
明日は8時間を歩きたいから晴れてほしいんだけど。
ここにはウニ丼の安い店があるんだけど、過去の北海道の旅で体質に合わないことがわかったので見ないようにした。



どうも雲が多くなりそうだったので、一気に北上することにした。
礼文岳に登ることも考えたけど、今からじゃ時間的に無理なのであきらめる。
そのまま島の最北端のスコトン岬まで一気に走る。


礼文島より宗谷岬のほうが北にあるため、スコトン岬は最北限と表記されている。
でも宗谷岬より味わいある岬だから、こちらのほうが最北端の雰囲気になれるんだけどね。
目の前に見える無人島のトド島にもいつか行ってみたい。

そうそう最南端の有人島である波照間島のTシャツを着て、最北限の礼文島を巡ってみた。
今度は礼文島のTシャツを着て波照間島に行こうかな(^^)



昆布ソフトで礼文島に乾杯して、のんびり落ち着いていたら雲が多くなってきた。
やはり先にスコトン岬に来ておいてよかった。
最北限のトイレにも寄って、また戻ることにした。
あとから最北限の牛乳を飲もうを思っていたのに、ソフトを食べてしまったことに気づいた。



澄海岬へ行ってみると、駐車場は車やバスでいっぱいだ。
展望台から見る海がきれいで、どうしても北にある海とは思えない。




かなり曇ってきたので、このままキャンプ場へ向かうことに。
島の北部にある久種湖畔キャンプ場には時間が早いせいかテントが少なかった。

テントを設営したら近くの銭湯に入りいく。
なんだか懐かしい銭湯で誰もいなかったので独占。
風呂上がりに海まで歩いて風に吹かれていると気持ちいい。


近くの商店でビールを買おうと思ったら、売っていないことが判明。
店の人に近くに売っているところがあると教えてもらったが店が見つからない。
仕方ないので島で一件しかないセイコーマートまで行くことにした。
セイコーマートは島の中央あたりの香深にあるから、かなり南下するので時間がかかる。
こんなことなら来る途中で買っておけばよかった。

キャンプ場に戻ると利尻島で一緒だったAさんとBさんがいた。
礼文島には北部の久種湖畔キャンプ場と南部よりの緑ヶ丘公園キャンプ場がある。
たぶん久種湖畔キャンプ場に行くと話してあった。
しばらく利尻島と礼文島のことで話し込んでしまった。

キャンプ場にはあとから来たライダーやチャリダーが増えたいた。
なぜか近いところにテントを設営している。
こんなに広いサイトなのにライダーって奥へ行くのを嫌うんだなあ。

炊事場の近くで花火をしている家族がいて、いいのかなって思っていたら管理人さんに注意されていた。
しかもその家族は騒いだあげく駐車場に停めていた車で帰っていった。
てっきりコテージにでも泊まっているのかと思っていたので驚いてあきれかえった。
キャンプ場に花火だけしに来るなんて聞いたことがない。
公園か無料のキャンプ場ならわかるけど、立派な管理棟のあるところだよ。
こんな小さな離島のキャンプ場だから、余計に悲しくなるできごとだった。


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