北限に咲く島へ 〜北海道2009〜

・小樽〜稚内

早朝の4時半ころに、ようやく明るくなってきた小樽港に上陸。
なんだか天気がよくなりそうな感じだ。
思ったより寒くないので爽やかな気分。
とりあえず海岸沿いを北上。
どうやら道北の天気がいいみたいなので行き先決定。

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時間も早いので交通量がないからR231を快適に走り、日本海を見ながら雄冬岬を過ぎる。
そのまま海岸沿いではおもしろくないので、北竜に立ち寄ってヒマワリ畑を見ることにした。
時期的に終わりかなと思っていたら、きれいに咲いていた。

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再び海外沿いの留萌に出てR232を走り、道の駅おびら鰊番屋で休憩。
昔は鰊漁が盛んだったので鰊御殿といわれる建物が並んでたそう。
当時の歴史的建造物の旧網元花田家番屋が隣にあり昔風の木造の建物で風情がある。
名物のにしんそばがおいしいけど、なんだか北海道らしい気分ではないかも。
北海道は蕎麦畑があるから、蕎麦の店が多いんだよね。

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海岸沿いをずっと北上して手塩からオロロンラインに入る。
久しぶりのオロロンのまっすぐな道がとにかく気持ちいい。

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今日は天気がいいし、風がないので最高。
ただ残念なのは利尻富士が雲に隠れて見えないこと。
6年前はハッキリと見えていたから、こればかりはタイミングしかない。
やっぱり「N」のモニュメントではみんな記念撮影。

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途中で牧草ロールの光景があまりによかったので長い時間ゆっくりしてしまった。
それにしても空が広いなあ。
やはり北の大地は何回来てもいいものだ。

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そして稚内に着いたけど、まだ時間が早かったのでノシャップ岬へ寄ることに。
本当は夕日がきれいなときがいいけど。

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稚内の市内に入って、またちょっと寄り道。
キャンプ場がある森林公園などの高台へ行く途中で、稚内の市内がよく見える。

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戻ろうとしていたら大きな牡鹿がいたので驚いた。
稚内の小さな山で、しかも道路の近くにいたので余計にビックリ。
こちら以上に向こうのほうが驚いたようで、すぐ駆け出してしまった。

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少し下っていくと、今度は若い鹿がのんびりと草を食べていた。
驚かせないようにWのエンジンを切って、ゆっくり歩いて近づいてみる。
今度は逃げないで、いったい何ヤツという顔でこちらを見つめてくる。
まさか稚内の市内の近くで、こんなにエゾシカたちに遭遇するなんて思ってもみなかった。
しばらく鹿たちと静かな時間を過ごしていたら、あとから車が来て鹿見物になったので先へ行くことにした。

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氷雪の門では団体さんのバスがたくさんで人だらけ。
前によく見たので、通り過ぎるだけですぐ市内に戻った。

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まだ寄り道をできそうなので、北防波堤ドームへ行ってみる。
ここは初めての北海道ツーリングで稚内に来たときにキャンプをしたところだ。
確か少し天気が悪くて使ったんだけど、目の前が公園でトイレもあるし快適だった記憶がある。
今でも変わっていなくて絵になるところだ。

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さあ、フェリー乗り場に行く前に給油しておかなくては。
なにせ離島ではガソリンが高いので、満タンにしておいたほうがいいのだ。

利尻島と礼文島へのフェリー乗り場に着くと、あれれ、こんなにきれいな建物だったかなあと感じた。
でも前にこのフェリー乗り場を使ったのは6年前だから変わるのも当たり前か。
名前もハートランドフェリーと変わっていた。
といってもフェリー料金は変わっていないような気がする。
先に礼文島行きのフェリーを見送ってから、利尻島行きのフェリーに乗り込む。

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残念ながら利尻山は見えないままだが、明日は晴れると信じて稚内港を離れた。
フェリーのまわりを飛ぶカモメたちが気持ちよさそうだ。

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(この日の走行距離は約400キロ)


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