北限に咲く島へ 〜北海道2009〜

・利尻島

疲れていたとはいえ、早く寝たので起きるのも早くなった。
利尻山の向こうから上る朝日を見ながら、キャンプ場のまわりを早朝散歩。

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まわりの海では昆布漁する小舟でたくさん。
さすが利尻昆布で有名な島だ。
まあ、自分の口に入ることはないかもしれないけど。
昆布漁をするのは天候次第なので、漁のためのアナウンスが流れていた。
こうやってみると礼文島は近いなあ。

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コーヒーを入れて、ゆっくりと朝を過ごす。
朝食を食べながら、今日の予定を決める。
礼文島行きの一便目のフェリーに乗ろう。
ここからなら半時計まわりで半周ちょっとで、鴛泊港からのフェリーに間に合う。

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Aさんは稚内に戻る予定だったけど、天気がいいので最後の便で礼文島へ行くという。
キャンプ場で一緒だった千葉から来ていたライダーのBさんも礼文島らしい。
もしかしたらまた会えるかもねと出発。

海岸沿いには今朝あがったばかりの昆布がたくさん干してある。
挨拶のつもりでおばあちゃんに話をしたら、昆布のことなどで話し込んでしまった。
昆布も野菜なので、おいしいところを虫に食われて穴があいて困ったものよ〜。
そのあと水場の霊峰湧水でペットボトルに水を入れていると、やはり島の人と話し込んでしまった。
島の人は話好きな人が多いね。おかげでなかなか先へ進めないよ(^^)

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しかもあまりに利尻山がきれいなので、しばらく眺めていた。
頂上付近に雲があるのは残念だけど、これだけ快晴だとうれしい。
北限の離島で静かな時間がただ流れるだけ。
普段の生活のことを何もかも忘れている自分がいる。

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利尻島は見るところが限られてしまうし、前に来たときにも見ているので先を急ごう。
でもオタトマリ沼に寄ってソフトクリームで利尻山に乾杯するけど。


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しかし島の北側は雲がかかって利尻山がぜんぜん見えない。
まあ、前に姫沼からの利尻山を見ているのでいいけど。
姫沼には団体さんのバスが多くあり、利尻では一番人がいるかもしれない。

鴛泊港に着くと、出港30分前だったのでホッとした。
着いたときと同じく利尻山が見えなくなってしまったけど、玄関口のペシ岬に別れを告げる。

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フェリーが利尻島を離れると雲がかかっているけど、雄大な利尻冨士の姿が北の海に浮かんでいる。
あの山に登ったんだよなと昨日のことが蘇ってきた。

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