名古屋から東名阪道を経て、R25の名阪国道で一気に走ろうとしていた。
しかし疲れもあったので寄り道して月ヶ瀬温泉に入る。
気がついたら、もう奈良県だ。まだ寄り道する時間もあるだろう。
せっかくなので奈良公園へ行ってみるか。
奈良は中学の修学旅行以来だ。ツーリングの途中で寄るのもいいだろう。
鹿が当たり前のように歩いている。何だか笑いが出てしまう。

また出発して大阪南港へ向かわなければ…
大阪の町を走っていたら迷ったので阪神高速で南港に着くと、志布志行きのフェリーが出るところだった。
そういえば昨年の暮れに、あれに乗ったんだっけ。
暗くなり宮崎行きのフェリーが出港すると、旅に出るワクワク感が高まるのだった。

＞2004年9月17日（金）

朝から快晴だ。九州初日は最高の始まりだと、この時は思っていた。
宮崎港を降りて気持ちよく青空の下を出発。
まず青島へ行ってみる。夏のような日差しで暑いくらいだ。
洗濯岩は満潮気味だったが雰囲気を味わえた。

海をバックに七体のモアイを見ていたら急に雨がポツリポツリきた。
売店のある広場へ避難したら土砂降りの雨になってしまった。
動くに動けず雨宿りをして様子をみていたがやむ様子がなく、雨が弱くなった時に思いきって出発することにした。
せっかく入園料払ったのにモアイ像しか見ていないことに気づく。

せっかくの日南海岸なのに、しばらく雨の中を走って都井岬に近づく。
すると雨も上がり、晴れ間も出てきた。南のほうは大丈夫なのだろうか。
これなら都井岬へ行こう。馬たちを見ながら、ほのぼのした気分になる。

岬の灯台まで行ったら、引き返し鹿児島まで一気に走ることにした。
途中で大崎の道の駅にある温泉で暖まってから走っていると、また雨が降り出す。
今日は桜島もはっきり見えない。垂水港からフェリーに乗り鹿児島港へ向かう。
35分の短い船旅を終えて雨の鹿児島に上陸。

鹿児島新港へ行こうとしたら迷っていまい、市電と一緒に走っていた。
なんとか新港に着いたらフェリー乗り場の窓口がどこにあるかわからない。
目の前にフェリーが今にも出港しようとしているのに。
近くにいた人に聞いたら倉庫らしき中にあるらしい。
手続きして無事に乗船した時は出港の10分前。さすがに焦った。