山々を通り過ぎて砂漠地帯になると茶褐色の大地に大きな町が見えてきた。
ラスベガスは思っていたより規模が大きい。
中心地にあたる場所だけ高層ビルが建ち並んでいるので、すぐカジノのあるホテル群だと分かる。
マッカラン国際空港はさすがラスベガスというかスロットマシンがあった。
着いてすぐギャンブル気分になる人は見かけなかったけど。
空港から予約しているホテルまではタクシーより安い乗り合いバスを使うことにした。
ただ乗客がある程度そろうまでは出発しないようで少し待ったけど。
そして近いホテルから寄っていくので、着くまで時間がかかるので急ぐ人はタクシーを使うしかない。
予約していたホテルはメインのストリップ通りから少し離れていたので格安だった。
それでも驚くほどの豪華さと広さで、さすがラスベガスと驚いた。
うれしいような悲しいような、今回の旅で一番安い宿泊代で複雑。
日本のビジネスホテルよりかなり安いので、ずっと泊まっていたいくらい。
どうやらラスベガスはカジノで稼ぐのでホテルの宿泊代を安くしているようだ。
サンフランシスコやロサンゼルスに泊まると高く感じてしまう。
ホテルで落ち着いたあとは夜のラスベガスを散策してみることに。
かなり冷え込んでいてサンフランシスコ市内より寒い。
東京と同じくらいの気温かもしれない。
それにしてもかなり派手で賑やかなラスベガス。
やはりラスベガスといえば、カジノなんだろうねえ。
スロットマシンは1ドルあれば、長い時間遊べるので雰囲気だけでも味わえる。
家族連れも多いので危ない感じがしなくて、巨大なゲームセンターに思えてきた。
ホテルそれぞれに広いカジノがあって、迷いそうになるくらい。
あるカジノにあった人形が昔のカジノのイメージかも。
噴水ショーも規模がでかい。
ベラージオホテル前で演じられる人気のある無料のショーになっている。
とても砂漠地帯のある場所とは思えない。
ラスベガスには世界の町がたくさん詰め込まれた印象だ。
パリのエッフェル塔があったり、ニューヨークの町があったりと。
驚いたのはホテルの中もパリの町並みだった。
カジノやレストランなどがパリの中にあるから、横浜のラーメン博物館かよって思ってしまった。
もちろんこちらのほうが規模が大きくて圧倒される。
ローマ風の泉があったりと完全に町全体がアミューズメントパークみたい。
これだけの観光地なので夜でも普通に歩ける。
シルク・ド・ソレイユの「オー」を見てしまった。
今まで興味がなかったのに、これも歓楽街のせい?
大きな仕掛けの舞台装置には圧倒されたよ。
シルク・ド・ソレイユのサイトで予約したけど、窓口でチケット交換するのに時間がかかった。
開演する直前に着いたので焦ったけど何とか間に合った。
クリスマスが近いのでホテル内も規模がすごくて鮮やか。
普段味わうことのない世界に触れた感じがした夜だったなあ。