またロサンゼルス国際空港に戻ってきて、今度こそ市内へ行くことにする。
寒かったラスベガスが嘘のように暖かい陽気でビックリ。
ハリウッドの宿に予約しているので、なるべく安く行ける交通手段を調べた。
どうやら空港から高速バスでダウンタウンまで行き、そこから地下鉄を使うのがよさそうだった。
まずは高速バスのFlyAwayを探すと、いろいろ行き先が違うバスがありよく分からない。
近くにやはりバスを待っている欧米の旅人も、同じく分からないようで心配そうだった。
しばらく待ってようやくユニオンステーション行きのバスが来てホッとした。
こういうとき日本のバスはいろんな面で親切だと思う。
バスの運転手は体格のいい黒人のお姉さんで笑顔が印象的だった。
空港からハイウェイを走ったバスが30分くらいでユニオンステーションに着いた。
バス代の7ドルはユニオンステーションのチケット売り場で支払うようになっていた。
どうやらカード払いしかできないようだった。
他の人の様子を見ていると支払いを済んだ人が荷物を受け取っていた。
ユニオンステーションはきれいな駅でまだ新しそう。
地下鉄メトロレイルのハリウッド方面へ行くレッドラインの乗り場へ行ってみる。
自販機で切符を買おうとすると、どうも様子が分からなくて買い方が理解できない。
何度も何度もやり直して、いいのか悪いのか分からず購入してみた。
どうやらさっきから挑戦していた自販機はTapカードというものだった。
これは日本のSuicaみたいにチャージして使うカードらしかった。
まあ、使ったあとは記念に持って帰ればいいので、かえってよかったかもしれない。
しかし普通の切符の自販機はどこにあるのだろうか。
そして改札にTapカードを当てて通るんだけど、改札のバーは自分で押すようになっていた。
これじゃカードがなくても通れるじゃないかよと思ってしまった。
どこにも駅員はいないし、無賃乗車ができそうだよ。
警察官が電車内を巡回してチェックしているというのは本当だろうか。
アメリカは都市ごとに鉄道やバスの乗車方法が違うので慣れるまで面倒かも。
メトロレイルに自転車で乗り込む人が多いんだなあ。
思ったよりロスの地下鉄は危険なイメージがなかった。
メトロレイルはレッドラインとか色別の路線がいくつかあり、それぞれ1.5ドル均一だった。
安く移動するには便利なので助かる。
ということでロスで泊まるハリウッド/ウェスタン駅に着いて地上に出てみる。
ここはハリウッドの外れだったので、郊外にある町のようだった。
でもロサンゼルスっぽい空気が漂っている。
ハリウッドは交通で便利だったけど、なるべく安くしたいためモーテルに泊まることにした。
それでもそこそこのビジネスホテルくらいの宿泊代になるので場所代だろうなあ。
ラスベガスで泊まった広い部屋の半分くらいなのに、宿代は倍近いので複雑だ。
モーテルで休んだあと、少し周辺を散策してみた。
どうやら見るものはあまりないので、やはりハリウッドのメインの場所へ行くしかないようだ。
それは明日の楽しみとして取っておくことにした。
近くにタイ人街があり意外な発見。
なんだか懐かしくなり、いくつかあるタイレストランのうちの一軒に入ってみた。
タイのビールを飲むのは久しぶり。
好きなパッタイを注文したら麺が細かく刻まれていた。
なんだかなあと思いながら食べたけど、だからスプーンだったのか。
食べにくいので割り箸を持ってきてもらった。
日本食も寿司といえばカリフォルニアロールだしなあ。
やはりタイの食事はタイで食べるのが一番かも。
どうもアメリカでの食事は自分には合わないと感じた。
ハンバーガーやステーキはすぐ飽きるし。
レストランはチップも含めると結構いい料金になるし。
それでおいしければいいけど、大味で量だけが多いとショック。
あとタイのスーパーがあったので寄ってみた。
アメリカでタイの食品などを見るのも不思議な感じ。
タイのスーパーなのに日本語表記のものもあるんだなあ。
日本のお菓子なども売っていて少し高めだったけど、懐かしくなりポッキーを買ってしまった。
大きなアメリカ的なスーパーもあり、見てまわるのが楽しかった。
食べるものは健康に悪そうなものばかりで買う気がしないけど。
日本のビールを売っていたけど、やはり高めだった。
ロスのスーパーでアルコールを買うときは身分証明証を求められた。
いくら日本人が幼く見えるといっても、もういい年したおじさんなのにと思う。
店員にしてみれば法律による義務なんだろうけど。
サンフランシスコやラスベガスでは何もしなくてもビールが買えたのに。
カリフォルニアロールの寿司はどこでも売っているねえ。
アボガド入りも慣れればおいしいかな。
醤油やワサビ、ショウガがうれしかったりして。