せっかくサンフランシスコに来ているので、ヨセミテ国立公園へ行くことにした。
申し込んだツアーのバスがまだ暗い朝6時半にホテルに迎えに来てくれた。
どうやらツアー客をそれぞれのホテルで拾ってから出発のようだった。
なので7時くらいにサンフランシスコ市内を出るようになった。
これから向かうヨセミテまで長い移動なので、バスなどで行くのが楽なようだ。
レンタカーを使うのも考えたが、冬の時期は雪の可能性もあるのでバスのほうが無難だった。
夜明けを見ながらサンフランシスコの郊外になると、だんだん田舎の風景になってくる。
途中の大きなショッピングセンターで休憩をしながら、約5時間かかってヨセミテの入り口に着いた。
申し込んだツアーはバスの運転手がガイドを兼ねていたけど、英語だったので説明は聞き取れなかった。
乗客はほとんど欧米の人でジョークを話すたびに笑っていたので、料金は高くなるが日本語ガイドのほうがよかったかな。
しかしこれほど長距離を走るのに運転手が一人なので心配になってしまったけど。
最初のポイントであるトンネル・ビューに着くと、つい先日に雪が降ったらしかった。
ここに着く前にバスのタイヤにチェーンを巻いた理由が分かった。
そのために30分くらい余計に時間がかかっていた。
トンネル・ビューの展望台からヨセミテ渓谷を見渡せた。
エル・キャピタンやハーフドームがよく見えて素晴らしい。
この景色を見たら寒さも吹き飛びそう。
ヨセミテはシェラネバダ山脈に広がる世界遺産の大きな自然公園。
氷河が作った絶壁に挟まれた渓谷の標高差は1000メートルもあるそう。
続いて移動して北アメリカ最大の落差を誇るヨセミテ滝へ向かう。
さっきのトンネル・ビューほどでないけど、林の中には雪が残っている。
センティネル・ブリッジの駐車場から少し歩いて草原へ。
北アメリカ最大の落差を誇るヨセミテ滝が正面に見える。
落差739メートルは世界第5位だそうだ。
快晴のおかげで美しい景色に感動してしまう。
冬場は滝の水量が心配だったけど安心した。
本当は緑がきれいな初夏が雪解け水が多くていいらしい。
一本だけ孤立する枯れ木も冬場ならではかも。
大自然の中はとても静か。
それにしても滝の上まで登ってみたいねえ。
ツアー客の中にアジア系の人が何人かいたので話してみると韓国の若者だった。
お互い相手の国の言葉を話せないので、英語で会話するのが不思議な感じ。
あと日本人の若者も二人いたので、さすがにヨセミテは人気があるんだと実感。
センティネル・ブリッジから見たハーフドーム。
マーセド川周辺に残る雪のおかげで印象的な光景になった。
大自然の中で深呼吸すると冷たく澄んだ空気が気持ちいい。