屈斜路湖に着いたので和琴半島湖畔キャンプ場へ。
ここは8年ぶりなので懐かしい。
やはりライダーに人気のキャンプ場だった。
なんといっても和琴温泉の露天風呂へ歩いていけるのがいい。
寝る前と朝に入ってしまうんだよね。
なんと知床のキャンプ場で一緒だったオフ車に乗っているBさんと再会。
この人も羅臼岳に登ったので話が合ったのだ。
これだから北海道の旅は楽しい。
あとは湖を見ながらビールを飲んで、まったりと過ごした。
翌日、次の目的だった斜里岳を登るため出発。
天気だけを心配したが、雨が降らないことを祈るだけ。
屈斜路湖から北上して清里町に入り、途中からダートを走っていく。
行き止まりに駐車場があり、すでに車がたくさんある。
そして山小屋の清岳荘があり、ここが登山口になっている。
さあ、8時に登山口から出発。
一度、林道に出るようになっていた。
登り始めるとすぐ沢に出る。
スパッツを履くか迷うが、まだ大丈夫だろうと歩いていく。
何回か沢を横切っていく。
まず新道と旧道の分岐になる下二股に着く。
登りは沢沿いの旧道を進むことに。
ここからいくつもの滝を見ながら登っていく。
結構、慎重に沢を横切る場面も増えてくる。
三重の滝、羽衣の滝など、たくさん滝が続く。
滝の脇を登っていくと、完全に沢登りだと実感してくる。
これほど沢を登っていくのは初めてだ。
これだと、雨のあとに登ると水が増して大変だろうなあ。
しばらくまとまった雨が降っていないので助かる。
もうスパッツを履くのも面倒なので、このまま登ることに。
気づくと8合目まで来ていた。
ここまで来ていながら、まだ沢を登っているのが妙な感じ。
だんだんと沢も細くなってきた。
ようやくわずかな水が流れる登山道になると、視界も開けてきた。
旧道を登りにするのが理解できた。
これほどの沢を下っていくのは滑って危険そうだ。
新道と合流する上二股に到着。
ここから山頂を目指して登っていく。
ちょっとしたガレ場もある。
ようやく馬の背に出た。
目の前が斜里岳の山頂だ。
あとは目の前の山頂を目指すだけ。
ついに斜里岳の山頂に到着。
少し雲がかかっているが、標高1547メートルからの眺めは素晴らしい。
山頂まで3時間ちょっとで登ってきたことになる。
オホーツク海方面に羅臼岳が見えた。
山頂から少し下った右手に三角点があった。
馬の背と南斜里岳のほうはハッキリわかる。
なんとか国後島も見えた。
曇り空だったけど、ガスが出なかったので助かった。
山頂で20分くらい景色を堪能して下山開始。
ちょうど中間あたりに馬の背が見える。
馬の背に戻ってくると休憩している人たち。
斜里岳でもエゾカンゾウがたくさん咲いていた。
上二股の分岐に戻ってきたので、新道で熊見峠を登っていく。
熊見峠の手前で振り返ると、見事な斜里岳が。
右の引っ込んでいる場所が馬の背だ。
ここらあたりはハイマツだらけ。
熊見峠に着いたけど、見晴らしはよくなかった。
ここから急な下りが続くので慎重になる。
しかもかなりドロドロにぬかるんでいるので滑りやすい。
やがて旧道との分岐の下二股に出て、あとは一気に沢沿いを下山していく。
そして登山口に戻って終了。
休憩も含めて往復で6時間半かかった。
斜里岳はこれほど沢登りが楽しい山だとは思わなかった。
登山のあとは清里町にあった道の駅の温泉で汗を流す。
だんだんと青空になってきて、川湯温泉近くの硫黄山が迫力ある。
屈斜路湖のキャンプ場に戻ってくると、きれいな夕暮れ。
となりに同じW乗りの人がいて、この日は話し込んでしまった。
変わっていく空を見ながら、登山のあとのビールはうまかった。