礼文島の香深港に3度目の上陸。
2年ぶりなのに、なんだか懐かしい。
礼文島にはキャンプ場が二つあって、前回は北部の久種湖畔キャンプ場を使った。
広いので開放的でよかったけど、今回は8時間コースや温泉のことも考えた。
なので島の中部の香深井にある緑ヶ丘公園キャンプ場へ。
林の中にあるので開放感はないけど、まだ混む時期ではなかったので助かる。
サイトの奥は高床のデッキにテントを設営するようになっていた。
入り口からすぐが芝生のフリーサイトだった。
フェリーで一緒だったAさんも久種湖畔キャンプ場を見て来たけど、買い出しに便利なこちらにやって来た。
おかげで寂しくならなくてよかった。
テントを設営したら少し礼文の様子を見にいく。
南部にある元地へ。
前にも来ているので、とりあえず見るだけ。
桃岩の前も人がいないと静かでいい。
ここの駐車場は観光バスでいっぱいになるんだよね。
元地から行き止まりの地蔵岩。
温泉に入って買い出しをしてキャンプ場に戻ると、隣にあるグラウンドから利尻山がきれいに見えた。
この夜はAさんと北海道の話で盛り上がってしまった。
早朝に起きてキャンプ場を出発して、バス停が近いので歩いていく。
始発のバスがフェリーターミナルを出て、香深井には6時半くらいに着く。
香深井から終点のスコトン岬まではバスで50分くらい。
途中の海外沿いでアザラシの群れがいたので、バスの運転手さんがサービスで停めてくれた。
なんだかいいね、島の路線バスって、ほのぼのした感じがする。
終点である島の北部のスコトン岬で降りたのは6人。
みんな8時間もしくは4時間コースを歩く人だった。
もう何回も来ているスコトン岬だけど、ここがスタート地点なので先端の岬まで行っておく。
さあ、ここから8時間コースの始まりだ。
天気もよくなったので気分が高まる。
2年前は天気が悪くて、遅い時間に出発したので4時間コースで断念した。
今回、ようやく8時間コースを歩けるのでうれしい。
まずはスコトン岬から舗装道路を歩いて、鮑古丹の海岸沿いへと降りていく。
少し海岸沿いを歩いたあと、急坂を登ってゴロタ岬へ。
ゴロタ岬を登るのは三回目なので新鮮さはないけど。
ここはもっと快晴のときのほうが景色が美しくていいかな。
ゴロタ岬の展望台で少し休憩。
ゴロタ岬を降りてから振り返ってみる。
風が強いと大変なんだけど、今日は穏やかで歩きやすい。
また海岸沿いを歩いていると、同じバスで一緒だった二人のお母さんと歩きながら話し込んだ。
この二人もバスで知り合ったそうだ。
そのうちの一人は桃岩ユースに泊まっているそうだ。
ここはグループで8時間を歩くことで有名なのに、泊まっている人が少なく一人で来たらしい。
やはり夏休み時期の前だからか。
もう一人の方は知床に住んでいて、道内の山を登っているそうだ。
でも二人とも登山が好きで、いろんな山の話が楽しかった。
鉄府という小さな港がある集落からは、また丘を登っていく。
二人のお母さんはのんびり歩くというので先に行くことに。
そして4時間コースの終点である澄海岬に到着。
ここは車で来ることができるので団体さんのバスがいると混んでしまう。
ゆっくり歩いたけど澄海岬まで2時間半で着いた。
澄海岬の海は何回見てもきれい。
さっきのお母さんのうちの一人が来たので、また話をしたあと一緒に出発。
この人は4時間コースだけで戻るというので、ここでお別れすることに。