神秘的な湖のオンネトーに着いた。
久しぶりに来たけど変わっていない。
正面に見える雌阿寒岳と阿寒富士には少し雲がかかっていた。
オンネトー野営場でキャンプするのは初めて。
林の中のため、明るいうちは虫が多かった。
特にテントを設営しているときは、飛び回るアブに困った。
サイトから少し歩けばオンネトーの湖に出ることができた。
翌朝、オンネトーに行ってみると朝日に輝く幻想的な光景が。
さあ、雌阿寒岳を目差してキャンプ場を出発。
オンネトー野営場から雌阿寒岳温泉の登山口まで歩くことにした。
アカエゾマツ純林コースという遊歩道を歩くんだけど、あまり人が通っていない雰囲気。
40分かかって雌阿寒岳温泉に着いた。
まあ、朝の準備運動になった感じ。
ここから登る人は温泉の駐車場に車を停めているようだ。
ということで改めて、6時半に雌阿寒岳登山口を出発。
一合目から登るのは気分がいいね。
まずは原生林の中を登っていく。
木の根っこが多いので足下を注意。
やがて岩だらけの登山道になってくる。
すぐ視界が開けてきた。
五合目あたりで下を見ると、オンネトーがよく見える。
七合目を通過。
天気がよくなってきたので最高の眺めだ。
だんだんと山頂が近づいてくる。
八合目あたりで振り返ってみる。
もう山頂は目の前。
そして雌阿寒岳の山頂に到着。
標高が1499メートルなので、登山口から2時間で登れてしまった。
活火山なので火口が迫力ある。
近くには阿寒湖が見える。
でも噴煙がすごくて雲と同化しているみたい。
雄阿寒岳と屈斜路湖は雲で隠れて見えない。
火口の向こうには阿寒富士が。
20分くらい山頂でゆっくりしたあと、火口をまわって下山開始。
手前にはきれいな火口の青沼。
阿寒富士の前には噴煙がもうもうと上がる。
さっきまでいた山頂を見上げてみる。
せっかくなので阿寒富士も登ることに。
富士の名前がつくとおり、形のいい山だ。
八合目の分岐から歩いていく。
本物の富士山のように、じゃりじゃりの火山灰で登りにくい。
砂と岩の急な登山道が続く。
ということで八合目から40分くらいで、阿寒富士の山頂に到着。
ここから見る雌阿寒岳の火口が迫力ある。
阿寒富士に登らないと見ることのできない光景だ。
荒廃とした阿寒富士だけど、山頂にはコマクサが咲いていた。
こういう場所でも咲く花に心が和む。
しかし近くで見る雌阿寒岳は迫力満点。
景色を十分に堪能して、今度こそ下山開始。
本物の富士山同様に砂状態なので、あっという間に阿寒富士を下山してしまった。
また八合目の分岐に戻って、オンネトー方面の登山道を歩いていく。
登りと下りでコースが違うのが楽しい。
七合目あたりでオンネトーが見えた。
あとは樹林帯の中を下っていくので、まるで眺望がなくなる。
しかも木の根っこだらけの登山道で、あまりおもしろみがない。
雌阿寒岳温泉の登山口からのコースのほうが、景色を楽しめるので楽しい。
そしてオンネトーの登山口に着いて終了。
登山口と下山口が違ったけど、全部で5時間半かかったことになる。
あと最初に雌阿寒岳温泉登山口まで歩いた40分のプラスか。
オンネトー登山口はキャンプ場のすぐ近くなので、こういうルートにしてみた。
キャンプ場に戻って休んだあと、オンネトー湯の滝へ行ってみることに。
駐車場から20分も歩けば着く。
しかし露天風呂がなくなっていたのでショック!
どうやら環境保護のため埋めたらしい。
何も調べないで来た自分が悪いんだけど。
そういえばここの温泉に入ったのは、8年も前だったからなあ。
ということで雌阿寒岳温泉の宿で露天風呂を満喫。
今回は連泊したので二つある両方の温泉に入った。
野中温泉の宿に併設されていたユースが閉館していたので寂しかった。
ここでいろんな出会いをしたことが懐かしい。
翌朝、オンネトーへ散歩してみると鏡のような水面。
キャンプ場の奥もサイトになっているけど、坂になっているので荷物が多いと大変かも。
これでオンネトー野営場を出発。
本当は雌阿寒岳だけでなく、雄阿寒岳も登りたかったけど次回に取っておこう。
最後にオンネトーから雌阿寒岳と阿寒富士を見ておく。
さらに展望台まで登って、もう一度見てから出発することに。