真狩から南下して日本海沿いのせたな町までやって来た。
ここの港から出ているフェリーで奥尻島へ向かうことにしたのだ。
せたな町の漁港にはイカ釣り船がたくさんあった。
ランプのある船が印象的。
なぜか人魚の像があった。
こちらにはタコの像まで。
う〜ん、謎だ。せたな町。
フェリーまで時間があったので、近くの立象山展望台へ行ってみることに。
展望台からは港や町がよく見えた。
これは穴場かも。
港の近くの三本杉岩が印象的で町のシンボル的存在みたい。
近くまで来てみると、ちゃんと三つの岩がある。
奥尻島へのフェリーは江差町とせたな町から出ていた。
南下して来たので近かったせたな町から乗ることにしたのだ。
フェリー会社は利尻礼文と同じハートランドフェリーだった。
やはりというか車や二輪の料金が高いなあ。
しかも二輪は750ccで料金が変わるので、初めて800にして痛いと感じた。
これならW650のときに無理してでも行っておくべきだったかも(^_^;)
二輪で乗船するのは自分だけだった。
ライダーには人気のない島なのかなあ。
せたな町から奥尻島まで1時間40分の船旅。
この日は団体さんが乗っていたので、船内が混んでいた。
ちなみにフェリーは江差から奥尻へ向かい、それからせたな町へ、そして奥尻に戻ってからまた江差へ。
一つの船が二つの町を結んでいるんだね。
ようやく奥尻島が見えてきた。
いつか北海道の奥尻島には行ってみたいと思っていた。
ただ奥尻島が北海道の南部に位置しているため、なかなか機会がなかった。
今回、天気のよかった道南から向かったため、ようやく訪れるときが来た。
奥尻港が近づくと、島のキャラクターのうにまる君が出迎えてくれた。
暑い中お疲れ様ですなあ。
さあ、上陸して周囲84キロある奥尻の島巡りと行こう。
まずは港から時計回りで、奥尻島のシンボル的存在の鍋釣岩へ。
大きな空洞が特徴で迫力がある。
続いて少し高台にある公園へ行くと、ウニのモニュメントが迎えてくれる。
これが奥尻島のイメージとして一番大きいかもしれない。
島としてウニを一番売りにしているのが分かる。
港から南部までは何もなくて海岸沿いを走るだけだった。
青苗地区に着くと、とりあえず島の最南端にある徳洋記念緑地公園へ。
公園には大きな慰霊碑があり、静かな時間が流れていた。
北海道南西沖地震の巨大津波は1993年7月のことだった。
慰霊碑のあたりにはウニの殻だらけ。
時間も夕方なので早くキャンプ場を決めなければ。
奥尻には二つの無料キャンプ場があって、島の西側の北追岬キャンプ場の感じがよかった。
先に家族連れがキャンプしていた。
まさかこんなところのキャンプ場を使う人がいるとは驚いたけど。
でも北追岬キャンプ場は海沿いの崖にあり、気持ちのいいところだった。
きれいなトイレもあり、無料とはうれしい限り。
風が強いときは大変かもしれないけど。
それに北追岬キャンプ場の近くには、島で唯一の神威脇温泉があり助かった。
この地域は商店が無いのが不便だけど、温泉のほうがうれしい。
褐色の温泉は熱かったけど気持ちよかった。
銭湯のように島の人に愛されているのが分かった。
せっかく西側にあるキャンプ場なので、夕日を見ながらまったり。
キャンプ場の前の展望台のある岬が赤く染まる。
北追岬は公園のようになっていて、なぜかたくさんのオブジェがあった。
そのオブジェ越しの夕日もいいね。
夜は満点の星空がきれいだったし。