蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山は、独立峰ならではの形のいい山なので前から登りたかった。
正式名称は後方羊蹄山(しりべしやま)。
朝の5時に真狩キャンプ場の奥にある登山口から出発。
この時期は明るくなるのが早くて助かる。
すぐ一合目の表示があった。
考えてみれば一合目から登るなんて、あまりないので新鮮かも。
それだけ標高差があるということだけど。
ずっと樹林帯の中をもくもくと登っていく。
ときおり朝日が木々の間から見える。
この登山道は親切にも各合目ごとに標識があった。
変わらない景色なので目安にはなるけど、やっと五合目とかまだ五合目とか思ったりして。
それでも視界が開ける場所があるので気分転換できる。
八合目あたりまで登ってくると、ようやく森林限界になってきた。
ここらあたりになるとイワブクロの花などが咲いていて気分が高まってくる。
九合目で頂上と山小屋への分岐になった。
ここは迷わず山頂を目指す。
ついに羊蹄山の姿を見ることができた。
なんだかずっと我慢の登山だったような気がする。
やはり山頂を見ながらのほうが楽しい。
途中にはたくさんの花も咲いているし。
外輪山のお鉢めぐりの分岐まで来たので、岩場のある反時計回りで向かうことにした。
そこそこの岩場があるので楽しめる。
変化があるほうが飽きなくていい。
独立峰ならではの火口がきれい。
緑も多くて思ったより荒々しさは感じない。
でもどこが頂上か分かりにくいけど。
大きな岩場もあるので油断はできない。
ついに山頂が見えてきた。
そしてようやく羊蹄山の山頂に到着。
標高1898メートルだけど、さすがに標高差が約1500メートルあると登りごたえがある。
山頂まで約4時間かかってしまった。
快晴なので気持ちいい山頂だった。
山頂からも火口を見ておく。
30分ほど山頂を楽しんだのでお鉢巡りをすることに。