青空の果てまでスペインの旅



☆坂の上の小さな白い町、アルコス・デ・ラ・フロンテーラ

アンダルシアの小さな町であるアルコスへ行ってみることにした。
正式にはアルコス・デ・ラ・フロンテーラという白い町。
アルヘシラスから長距離バスに乗り、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラという町へ約1時間20分。

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そこからまたバスを乗り継いでアルコスへ向かう。
ヘレス・デ・ラ・フロンテーラにしても、アルコス・デ・ラ・フロンテーラも長い名前で言いづらい。
と思っていたら地元ではヘレスとか、アルコスとだけしか呼ばれていなかった。
バスターミナルでは、どのバスがアルコス行きか分からないので待っている人に確認してみた。
このバスだよと教えてもらって乗車。



ヘレスも小さな地方都市だったけど、バスはどんどん田舎へ向かっていく。
40分くらいでアルコスの小さなバスターミナルに到着。





アルコスの高台にある旧市街までは20分くらいみたいなので歩いていくことに。
白い町並みの新市街でも人が少なくて静かで田舎の町に来たなあという感じだ。




途中にあったアンダルシアのお祭りの聖週間の像。
ちょっと見た目に恐そう。



坂を登っていくと、ようやく旧市街に入る門。
ここから細い石畳の道になる。



アルコスではパラドールに泊まることにした。
パラドールは王室代官の屋敷を改装したホテル。
スペインにはたくさんあるんだけど、有名観光地では料金が高いのであきらめた。
でも地方の小さな町にもあり、宿代も他に比べると低めだったので泊まってみることにした。
アルコスのパラドールは小さめなので思ったより親しみやすかった。



眺めのいい部屋は高かったので、一番安い裏側の部屋。
それでも広いので、今回のスペインの旅で一番いい部屋だよ。
昔の王宮の部屋にいるみたい。
バスもすごく広いので、とってもくつろげる雰囲気。
これでも一泊85ユーロなので高いとみるか、安いとみるかだね。




なんといってもここのパラドールでいいのがテラスからの眺め。
こちら側の部屋は料金が高いけど人気があるみたい。


崖の上の白い町が絶景。
大きい建物がサン・ペドロ教会。
この景色を見たくなってアルコスに来たんだよね。


目の前にはアンダルシアらしい風景。


パラドールの隣りが展望台になっている。
ここからだとパラドールがあるのでサン・ペドロ教会が見えづらい。
なのでパラドールのテラスから見るのが一番。
泊まっていなくてもパラドールのカフェを使えば入れる。
でも泊まると何回でも気楽にテラスに行けるのがよかった。





パラドールの隣にはサンタ・マリア教会。




さて旧市街の白い町を散策。




少し歩くと先ほど見えたサン・ペドロ教会。



歩いている人も少ないので、のんびりとした時間が流れている。
やはり小さな田舎町のほうが落ち着ける。




旧市街の東からの眺め。




北側からの新市街の白い町並みがきれい。




夕暮れになり、またパラドールのテラスへ。
いつまでも見ていたくなる景色。


地平線に沈む夕日。


紫色に変わる瞬間。


幻想的な灯り。



とても贅沢に感じる時間。




夜の旧市街へ。




小さな家庭的な食堂に入ってみた。
簡単にできるものを注文したらポークステーキみたいなものだった。
ビールとワインを飲むのに、これで十分だった。


家族でやっている食堂みたいで、女の子が店の手伝いをしていた。
簡単なスペイン語でも会話ができたので楽しかった。
そういえばアンダルシアに来てから注文もスペイン語を使うようになってきた。
やはりよく使う言葉は自然と覚えていくものだね。


そのあとパラドールに戻って王宮の雰囲気を味わった。





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