諏訪之瀬島からは2時間の船旅で中之島に着いた。
トカラ列島最大の島で、一番標高のある山もこの島だった。
フェリーから見るとトカラ富士と呼ばれる御岳が海に浮かんでいるようだ。
さすがトカラ最大の島の中之島港は広い。
島に上陸してキャンプできる場所を聞くため役場へ向かうことに。
役場は港から近かったのですぐ着いたけど。
現在、キャンプ場は炊事場などが壊れているので使えないそうだ。
なので港のとなりにある広場でキャンプしていいとのこと。
役場の中の水道やトイレを使えることになった。
しかも役場のパソコンで自由にインターネットしてもいいらしいので助かる。
この日は誰もキャンプしていなかったので貸し切り。
広場は集落や温泉から近かったので逆によかったかもしれない。
それにしても無料でキャンプするのに役場の人はとても親切でうれしくなった。
落ち着いたら島巡りするために出発。
役場の横にある石碑には、汽船も亦道路なり。
トカラの島々をつなぐ定期航路は大切な道路ということが重く伝わってくる。
島を一周しようと北部の舗装林道をぐるっと走ってみた。
しかしずっと木々に囲まれていて見晴らしがないので、走った意味がなかったような。
途中で大きな岩がゴロンと目の前に現れた。
こんな落石があるのかと思っていたら、この先は行き止まりで道をまちがえたことに気づいた。
島の東部方面にある神秘的な光景の御池に着いた。
底なし沼とも呼ばれる池越しに見る御岳が美しい。
きれいに御岳が逆さに写っている。
南東部まで行く途中では七ツ山海岸がきれいに見えた。
トカラ最北端の口之島がよく見える。
そして牧場の柵を開けて進むと奥に灯台が見えてきた。
牧場の中のまっすぐな道が印象的。
ヤルセ灯台からの景色は抜群。
やはり青い空と白い灯台は絵になる。
灯台の近くの竹林の奥にあるヤジガウラと呼ばれる海岸は岩だらけ。
さらに道路を奥まで行ってみるとガジュマルのジャングルのようになってきた。
荒れ放題になっていて通行禁止らしい。
歩いていて行くにも恐そうな雰囲気で、仕方ないので戻ることに。
戻る途中で七つ山海岸のあるキャンプ場に寄ってみた。
炊事場やトイレが荒れ放題でしばらく使われていない様子。
まわりにはサイトらしき場所がないので、どちらかというと海水浴場の施設といった感じ。
まあ、集落からは遠いのでキャンプするにしても不便だと思う。
でも目の前の海岸はきれいだったので、静かにキャンプするにはよかったかも。