さあ、次は双六へ向けて出発。
三俣山荘のテン場は鷲羽岳が見えて最高のロケーションだった。
ここは晴れているときにテントを張ったほうがよかった。
晴れていると裏銀座の稜線歩きは何て楽しいんだろう。
せっかくなので三俣蓮華岳にも登ることに。
そして三俣蓮華岳の山頂に登ると、槍の方面にガスが上がってきた。
稜線を歩いていたから感じないけど、標高2841メートルあるんだよね。
しかし鷲羽岳方面は快晴で気持ちいい。
改めて見るとカッコいい山だ。
こちらからだと鷲が羽ばたいているように見えるかな。
ゆっくりもできないので双六へ進もう。
残念ながら双六岳のほうにガスが出てきてしまった。
巻き道を使うか迷ったけど、やはり双六岳に登っておくことにした。
思ったとおりガスに包まれた双六岳の2860メートルの山頂。
ガスが取れそうもないので、あきらめてすぐ下山開始。
本当なら広い双六岳から槍が見えるはずだったんだけど。
下って見上げる双六岳。
ということで双六小屋まで下ってきた。
やはりテントを背負っていると疲れるなあ。
とても大きな双六小屋。
さすがに新穂高温泉から来る人が多いので混んでいる。
双六小屋は水が豊富なので助かる。
ここから槍に登る人も多いようだ。
双六小屋のテン場は広くて、にぎやかなので都会のように感じてしまった。
雲ノ平の夢のような世界から急に現実へ戻されたようだ。
あと雲ノ平のテント場で一緒だった人にも会ったので、同じルートだねって笑えた。
あと双六小屋にはうれしいことに生ビールがあったのだ。
遠くになってきた鷲羽岳に向かって乾杯。
このために長い縦走をしてきたのだよ。
今日は10時間歩いて気持ちいい疲れで酔うのでした。