今日は裏銀座の縦走から更に寄り道することに。
北アルプスの秘境にある高天原(たかまがはら)温泉へ向かうのだ。
せっかく雲ノ平まで来たので、こんな機会でないと山奥の更に山奥にある秘湯には行けない。
テント場で連泊するので身軽の状態で朝6時に出発。
朝日に輝く黒部五郎岳がきれいだった。
再び雲ノ平山荘のほうへ歩いて行くと途中で薬師沢への分岐になる。
もう山荘から出発する人が多かった。
すぐ高天原への分岐になるので岩場を登っていく。
振り返ると雲ノ平山荘と黒部五郎岳がよく見える。
そして双六岳の向こうに笠ヶ岳もよく見えたのでうれしくなる。
ここからだと本当に笠のような形をしているんだなあ。
今までは槍穂などから見ていたので新鮮だ。
途中の登山道では水たまりやドロドロの悪路があったので注意が必要だった。
歩いていくと存在感のある薬師岳が見えてきた。
快晴になって迫力ある薬師岳の姿に感動。
こうやって登りたい山が増えていくんだなあ。
しばらく見とれてしまった。
右手に見える赤牛岳も形のいい山だ。
なぜかハイマツ林の中に奥スイス庭園があった。
ハイキング気分で歩ける木道。
しかし急な下りになりハシゴもある。
一気に下るので帰りは登りになるので大変そうだ。
下りきると分岐の高天原峠に出た。
ここからは急な下りがなくなり木道を歩く。
何回か沢を渡ったりして爽やかな気分。
やがて広い草原になり、高天原も楽園のような美しい光景が広がる。
なんだかアメリカの国立公園みたいだ。
たくさんのニッコウキスゲが咲いていて絵になる。
果穂になったチングルマも目立った。