それにしてもテン場は槍穂を見る最高の場所にある。
気づくと槍穂にかかっていたガスも取れて素晴らしい眺めだ。
岩場を登って笠ヶ岳山荘へ。
これは気楽に山荘とテント場を往復したくない。
ひとまず笠の山頂に登っておかなきゃ。
山荘からはそれほど時間がかからず山頂へ登れた。
まず祠があって山頂はその先へ。
ついに裏銀座縦走の最後の山である笠ヶ岳へ到着。
標高2898メートルの山頂だ。
最後の三角点タッチ。
槍・穂高連峰が最高だ。
抜戸岳への稜線が下に見える。
新穂高温泉も見える。
しかし山荘のずいぶん下にテン場がある。
こんな見晴らしのいい場所に山荘があるなら泊まるのもいいかも。
山荘では途中で会った人と再会して、山の話で盛り上がった。
なんで山ではおでんがおいしいんだろう。
これだけテン場が下だと、山頂で夕日を見る気をなくした。
テン場にはおいしい水場があるからいいけど、トイレは山荘に来なきゃいけないのが大変だ。
テン場で槍穂を見ながらまったりしていると、ライチョウがうろちょろしている。
こんな近くでライチョウの親子が歩きまわって、人に慣れているのだろうか。
でも小さいヒナはかわいい。
目の前で砂浴びまでして人間慣れ過ぎだよ。
夕日は笠の反対側へ沈んでいく。
ガスが出てきたけど、赤く染まる槍。
なんか縦走最後に感動の瞬間。
夜はかなり冷え込んだけど美しい星空に酔いしれた。
笠の山頂と山荘の灯りと満点の星。
槍穂の稜線にたくさんの星。
よく見ていると槍ヶ岳山荘の灯りも確認できた。